鈴の法話

公序良俗と道徳を大切に信仰心をもつこと

幼児期のことも青年期のことも多くは語りたくない。多くの関係者は生きておられて、昔のことを語れば他人を傷つけ、同時に私も傷つくことになる。それに、私の考え方や信仰の多くは三十歳後半であり、それは瞑想(めいそう)や読書によって得られたも...
哲学

ソクラテス(3)無知の知

           アリス    テレス、年末のテストに合格したよ。ほんと命拾いしたよ。    テレス    そうか。よかったのう。わしも安心したぞ。    アリス    新春のお寺参りをして、住職さんのお祓いも受けたし、自分の部屋には萬...
巻頭の言葉

二十一世紀にはいりましたが、さてさて

民主主義の米国大統領選出の大混乱の過程は報道で知るかぎり、理想とされる制度でも、上手く機能しないこともあるのが分かる。 民主主義、投票、多数決の原則がこんなに厄介なものだとは皆さんは想像されていたでしょうか。 観音...
観自在ノート

慈悲と真実を示されて燦然と輝かれる

平成十年八月に英国から帰国された大日如来さまは、最高水準の技術を有する現代佛師に依頼して丁重に修復がなされていました。冬至明けの昨年十二月二十二日お帰りになられて、須弥壇中央に安置し開眼法要を執行しました。 大日如来は真言の...
佛具とお供え物

参拝の仕方・入試特別護摩祈願

ご参拝の皆さまから「御佛(みほとけ)さまには、どのようにお参りしたら良いのでしょうか」というご質問をよく頂きます。そこで、今回はお参りの仕方のお話です。 合掌礼拝(がっしょうらいはい) 観音院にお...
運勢と処世概観

変化には機敏に対応する準備と気持が大切

二十一世紀の幕開けです。これからどうなる。巳年になる。それからどうなる、技術は進歩発展する。リューマチや癌の治療法が実用化される、一方では肥満や糖尿病が大変な問題になる。治療なんて生易しい問題ではなくて人命救助の水準で対策を立てる必...
哲学

新年特別編:暦談義

アリス 今日から新年が始まるね。何だかうれしいなあ。 テレス 新年早々からうれしいと思えるのはいいことじゃよ。何か目標を立てて有意義に一年を過ごすよう心がけるとよい。ところで先月の試験の結...
佛教談義

観音院の大般若転読

寅さん 今年も残りわずかになりましたが、ご隠居にはこの一年間いろいろお世話になり、ありがとうございました。ご隠居 寅さんに、改まってそんな挨拶をされると、すこしテレるが、ま、いいだろう。で、今日は何の話を...
観自在ノート

失敗や挫折や苛めを恐れない

面白いことをしよう 法主さんは、間違い、挫折、失敗、苛めをマイナスデータとして再現しないよう記憶し努力しておられますが、それを酷く悩んだり、深刻に受けとめられることは無くデータの役目以上に使われません。 柳の下に...
巻頭の言葉

二十世紀から二十一世紀をひょいと跨ぐ

千年紀をまたげることには感慨無量のものがあります。ミレニアムバージョンをどのようにやって行くが観音院にも大きな課題です。二十世紀は激動の百年間でありました。これから百年間で何が起きるか予想もできません。 間違いなく言えること...