佛教談義

因果応報の理

隣の寅さん この佛教談義のページでもとりあげる、いわゆる佛教 説話にかならずといっていいほど出てきたテーマに因果応報(いん がおうほう)----善因(ぜんいん)には善い結果があり、悪因には 悪い結果があるというように、それぞれのおこないに応...
運勢と処世概観

ルールの変更は怖いことです

■良くても悪くても、今まで行っていたルールを変更するのは受け 入れる方は困惑します。 しかし「構造改革」といわれるこの度の小泉内閣の政策は、好むと 好まざると世界的な傾向に合わせて国の舵取りをし、合わせて長年 にわたって蓄積した矛盾を正そう...
佛具とお供え物

み仏さまにお供えするお花

■み仏さまにお供えする花についてよく質問を受けます。  トゲのある花は駄目とか、薔薇は大丈夫か、真っ赤な薔薇でも私 なら歓迎です。後で掃除をする人が怪我をしないようにトゲは除い ておいてくださる方が嬉しいです。  もちろん白い薔薇も歓迎、...
巻頭の言葉

自分の心の中に灯明を灯し、それを頼りとする

九月は此岸(しがん・此の岸)、現世に住む者として、彼の岸 (彼岸)に渡ることを願い、現在の自分について考えてみること、 自分を見つめることを勧めましたが、十月は「燈籠供養の月」でも あり、自分の求めるものを確立されることをお勧めします。 ...
運勢と処世概観

いよいよ始まる構造改革

■参議院選挙の小泉さん人気は、大型台風みたいでした。与党安定 多数は吉凶交錯といったところ。 それにしても「靖国神社参拝問題」は首相の大チョンボ。アジア近 隣諸国の国民感情を考えて行動しなくてはなりません。教科書問題 も同様です。中国や韓国...
鈴の法話

秋彼岸の法要は九月十五日から二十六日まで

俳諧の世界では彼岸といえば春彼岸のこと、誤解ないようにいえ ば秋の彼岸は「秋彼岸」といった方が適切です。彼岸は彼(か)の岸、 我々が生きているのは此岸(しがん)という次第。 「彼の岸」とは私たちの目標であり、此の岸は現在の自分の立って いる...
巻頭の言葉

構造改革なんて怖くない

日本の歴史を通じて比較的変化の少なかった江戸時代でも通貨の 改鋳(かいちゅう)やら、奢侈(しゃし)禁止やら、それは多くの 改革がなされたものです。  明治の初めには、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく・1868年に神仏分 離令)といって寺院は死ぬよ...
観自在ノート

お彼岸法会は日本に伝わる古い歴史的行事です

■源氏物語に彼岸法要のことが書いてあるので、平安時代初期には 各地の国分寺で営まれていたようです。日本独特の仏事で、中国を 経て伝来した行事ではありません。 ▼おそらく観無量寿経の日想観に西方に阿弥陀如来の世界があると 信じたのでしょうか。...
佛具とお供え物

給仕の仕方

観音院の護摩壇(ごまだん)の工夫 ■観音院の護摩壇は、様式は千年くらい昔のものと見掛けは同じで すが、実は大変に工夫が凝縮されているのです。  従来の護摩壇の壇面は、板をたるきで支え、表面には漆で仕上げ てあります。中央には護摩の炉に相当...
佛教談義

延命地蔵菩薩経

隣のご隠居 今回は地蔵経にちなんだ話をしてみようか。 隣の寅さん お願いします。 ご隠居 延命菩薩(えんめいぼさつ)が、ほとけに 申された。 「私は毎朝、明け方になると、もろもろの 定(じょう)に入り、 もろもろの地獄に入って、ほとけのお...