保険制度の悪用
死亡によって高額な保険金が支払われる制度について、大きな疑問を抱いています。自殺の場合でも契約後一定の期間が過ぎていれば死亡保険金が支払われる制度は時として「自殺を誘発する」ことも考えられるからです。
生命保険を別けて目立たないよう小口を積み上げ多額の保険金が掛けられるような現在の保険制度の弱点は見直すべきです。
現在のコンピュータシステムのもとでは各社が情報を共有すれば名寄せくらいは簡単なことで、これで自殺や保険犯罪が防止出来れば社会の為になります。
事故死に契約金の倍額の保険が支払われる制度も「事故死に見せかける自殺」を誘発する恐れがあるので好ましくありません。
保険に絡む多くの問題は当事者の生活程度や収入、責任などから考えて不自然に多額なものは無効と明確に定められるべきです。
保険の制度は悪用されないように、用意周到に設計されていなければならないと思います。
万一、保険制度の悪用までリスクに入れて保険の掛け金が定められているとしたら本当に気色の悪い制度とも考えられます。
現在、契約しておられる保険金が適切か否か見直しましょう。
国際会計基準
金融機関のペイオフが二年後に施行され、金融機関が破綻すると一行一千万円以上は紙屑になります。お寺も役員会の決議で補償額以上にならぬよう分散しました。
日本の会計は国際基準に照らして不透明な部分が多く、昨年から再来年に掛けて新会計基準が導入されています。
販売用不動産は取得価格が時価の半値以下になったら評価損が義務づけられます。
大きな損失を子会社などに持たせる連結外しという行為が出来なくなります。連結会計制度です。
来年から退職給付会計が社外の基金などで不足分を隠すことが出来なくなります。退職金給付水準の引下げ、制度自体の見直し、年金基金の解散などが起きます。
売買目的の有価証券は時価評価になり、評価損益は損益計算書に計上しなくてはなりません。
持合株の時価評価は一年遅れで導入されます。時価会計導入は有価証券保有のリスクを明確にするためです。
研究開発費は発生と同時に費用として処理することになりました。
これらの新しい会計基準は出来るだけ企業の顔と中身を一致させようとするもので、粉飾決算や赤字隠しなどは難しくなります。
一方では投資家などは企業の実態が良く見えるようになります。問題は従来の会計で問題を先送りしてきたゼネコン、商社、流通、量販、自動車などで著名な会社が大変な努力を強いられ、リストラなども人員だけでなく、拠点まで含めて大移動や閉鎖、売却などがなされると思います。
国際化は時代の大きな流れで、日本流が国際的に通用する会計基準で処理されると長期的に見ればとても結構なことです。
観音院は今年七月開基四百年になります
四百年と言えばとても長い年月になります。開基のころ観音院は海岸べりにあったと伝えられますが明確ではありません。
歴代の住職やお世話をなさって下さった方々のお陰で今日があるものと思い心から感謝の気持ちで報恩に努めたい決心しています。
遠い年月のことを考えると感慨無量のものがありますが、お寺は古いことに価値があるのでは無くて、今現在何をなしているか、これからどのように運営して行くかに課題があります。
四百年祭は七月に相当しますが派手な行事は慎み、記念寄付を集めることなく、静かに厳かに大般若転読法要でお祝いしたいと計画しております。
これからも、今年も来年も、皆様のご指導をいただいて真面目に法要を日々執行し、皆さまの「悩み事や困り事」の相談にのりながら地道な努力を続けて参りたいと願っています。
掲示板を無料で
読者でホームページをもっておられる方に高機能の掲示板(チャットにも使える)を無料でお貸しいたします。ご希望の方は観音院のホームページをご覧ください。
ホームページに掲示板を付けると活気が出てきます。多くの人の意見を聞くことも出来ます。何より大きな効果は自分を世間がどのように評価しているかが理解出来て更新の資料とすることになります。
ドッグイヤー
戌年のことではありません。コンピュータ業界の1年は他の業界の7年分に相当するスピードで進化しているので、人間の7倍の速さで成長する犬に例えて言われる言葉です。(内緒の話ですが他業界も追いつきつつあります)
マザーズ Mothers
最近「マザーズ」とは何ですかと、よく話に出ます。99年11月に東京証券取引所に開設されたベンチャー企業向けの新しい市場で、高成長の可能性がある新興企業を対象とする市場のことで、Market Of The High-growth and Emerging Stocks の頭文字を取って名付けられました。今年の夏には大証にもナスダツク・ジャパンが創設されることになっています。
夏越し厄除け
六月より吉例の「しろだるま」さんをお授けいたします。
元気に夏を乗り切って今年一杯を無事に過ごす厄除けの行事です。
ご参拝になられた方に「厄除けソーメン」の接待があります。