十月三日は大般若転読法要三座執行

■平成二十二年十月三日、日曜日は大般若三百座執行、記念法要として午前十時、正午十二時、午後二時の三座執行しました。

 お護摩の熱祷(ねっとう)も五万三千座を超えました。

 観音院は良く拝む寺として一番で在りたいと願っております。

 山門入口の「大日堂」が予定よりは遅れて、漸く十一月中に完成します。今、防犯工事の真っ最中です。子供の手の届く範囲に十八大日如来さまがご参詣の皆さまを出迎え見送りをしてくださいます。

 ここには法主さまの残されたものなども皆さまの残されたものとご一緒にまつります。法主さまは口癖のように常々「死しても、幽明を異にするところにいて、皆さまの道案内をする」と申されていますので、既に、奥歯の抜けたのを台座に入れてDNAがとれる髪の毛と一緒に保存してあります。

 子供さんやお孫さんがご供養してくれない、先祖伝来の菩提寺も分からぬ、仏事をキチンと営めないご家庭が増えています。

 核家族の蔓延、不景気、無縁社会、信仰心の欠如など色々な原因が考えられます。

 原因はさておいて、子供さんが居られない方も多く、死後の整理や、葬儀、供養などを依頼される方が増えてまいりました。

 観音院の今年の事業として、門前の日切地蔵さまの前を「大日堂」としました。

 台座は堅牢な金庫で金箔二重貼り、上に紅白の蓮の花をあしらいます。正面には出世薬師、右側に阿修羅像を奉ります。法主さまが朝夕礼拝されていた三尊さまです。皆さまの後生安楽を願われてなされた事でございます。

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