曼荼羅

曼荼羅(まんだら)
曼荼羅には沢山の御佛(みほとけ)さまが描かれていて、その中心には大日如来(だいにちにょらい)さまがいらっしゃいます。
曼荼羅は大日如来さまのさとりの世界を図絵としたものといわれ宇宙の真理を表現したものです。
大日如来さまは全ての佛さまの根源、根本佛であり、曼荼羅に描かれた諸々の佛さまは大日如来さまが、そのお力を最大限に発揮される為に姿を変えられた形、応化(おうげ)されたお姿といわれます。
曼荼羅には様々ありますが、普通に曼荼羅という時には「金剛界」(こんごうかい)と「胎蔵界」(たいぞうかい)の両部(りょうぶ)曼荼羅のことをいいます。
金剛界曼荼羅は知恵や理性を表します。大日如来さまの堅固なさとりの知恵により、一切の煩悩(ぼんのう)を打ち砕くお力が描かれています。
胎蔵界曼荼羅は慈悲の心を表します。母が胎内に子を保ち育てるように万物を羽包(はぐく)む大悲の拡がりの様が描かれています。
もし人間の脳に例えるとするならば、金剛界は左脳的な働き、言葉や文字・論理・分析など考える力、知的な力を有します。
胎蔵界は右脳的な働き、直感や経験・芸術・イメージなどの感性、総合された力を有します。
観音院のご本堂には、向かって右手に胎蔵界曼荼羅、左手に金剛界曼荼羅がお祀りされています。
中央のご本尊さまは胎蔵界と金剛界をバランス良く司(つかさど)り、諸佛のご霊験を余すことなく引き出して、私たちをご加護くださいます。
ご本堂に入られると頭が冴(さ)えてきたり、気持ちが落ち着いてくるのはその為なのです。