大切な物だが通信機能も無ければ固定ディスクも無い

最初に発売されたテレビは床の間に置いても良いくらいシックな調度品のようなものもありました。
 珍しいテレビに最初の内は近所の人まで集まった、これに仏壇を仕込んだら、素晴らしい仏教の普及に役立つと思いました。
 現在の仏壇に一家の電化器具を全部管理させる機能を持たせることは可能ですし、家族の安全や、一人暮らしの方の生存情報まで持たせることは十分に可能な容積があります。
 加えて、テレビの受信や録画、画面を持たせることは可能です。
 現在の仏壇は全部ではありませんが視線の角度が良くありません。和室、洋間に関わらず対応する高さ調節機能が加えられるべきだと思います。

 仏壇の容積は大切なデータや貴重品、ファックス、留守電、電化器具の管理をするサーバに最適の場所で、仏壇が読経を教えてくれたり、ご先祖さまの画像が子孫に語りかける、かつ娯楽の中心にすることが可能です。
 かつ、外部の携帯電話から接続して家に意思を伝え、あるいは仏壇から外部に家の情報を伝えることも可能です。
 難しい要望ではなくて、仏壇に電算機能を持たせ、ディスプレイを搭載する、家の内部の電気器具を管理させる、携帯から操作できる仏壇は、現代ではそれほど難しい技術は必要無いと思います。
 仏壇を多機能にしないと、大切にされない、仏壇の役割を大きくすることが、仏壇生き残りの方向だと思います。仏壇を生かして大切にしたいのです。
 お蝋燭は丈夫な電気器具にするべきだし、線香の不始末で火事になるのも仏具製作者に製造責任が有ると思う。このような身近なことが解決出来ないようでは、日本の技術力も大したことは無いと思います。 
 仏壇の材料は黒檀とか紫檀が使われていますが、チタンで作ると地震でも火事でも壊れないようなものが出来ます。昔から大切なものは仏壇の引出しに隠したり保存してました。たとえば金庫の会社が仏壇を製造してくれれば最適と思うのですが、何故に作らないのでしょか分かりません。
 仏壇の上下に冷暖房や空気清浄機、浄水器などが纏めて中に設置されていても良いと思います。仏壇を生活の中心に出来なかったのは多分仏壇屋さんや周辺機器メーカーの責任です。伝統産業製法に拘ったからでしょう。
 今、私達が考えているのは法衣(ほうえ)のスーツ化です。呉服はリサイクル物などが廉売されているようですが、新反は比較的高価で保護育成が難しい伝統産業になりつつあります。
 法衣(ほうえ)も、金襴(きんらん)とか綴(つづれ)など、精緻な伝統は衰退の道を歩みつつあるように思います。修多羅(しゅたら)と言う紐を編み上げた装飾品がありますが、数少ない紐屋さんが後継者の問題で将来が不安です。
 スーツの上かコートのようなものの襟下に輪袈裟のようなものを縫い込んで、良い物は出来ないかと工夫していますが、大変に難しい課題です。
 ネクタイは外したいと思います。立襟も除きたいと思います。百貨店の紳士服売り場には、あちこちと全部相談したのですが、何も提案がありません。
 色は黒が基調だと思います。これだけ洋式化された世の中で、絢爛豪華な金襴でもあるまいと思います。
 制服には、とかく、団体、悪くすれば警察とか軍隊を連想します。僧侶の着る法要可能なスーツですから、贅を尽くしたものは望ましくありません。
 まさか、従来のように紫や緋色では着ることを躊躇します。黄色も何か難ががあります。やはり黒ですね。紺も使えなくはありません。
 着る物だけではなく、頭も四十年間毎日剃っていますが、剃髪(ていはつ)は義務付ける必要は無いと思います。ただですね、鏡に向かって、頭を剃る時は「私は僧侶だ」と短い時間ですが「自覚」すること、これは貴重です。 
 僧侶誕生以前から、人は船に乗り馬に跨っていました。最近では高級車に象徴されるベンツやクラウン、観音院でも法主に怪我で死なれては困るから衝突に備えて丈夫な車が良いと言う意見が根強く、昔はベンツでした。世の中の経済が悪いからクラウンにするとか、いろいろな意見があります。
 法主の公式な意見は、法務には黒色のタクシーです。僧侶の用いる物は全て仏具であると考えています。自家用車は、タクシーと比較して費用が高くつくと思います。

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