新型インフルエンザの予防と国家

メキシコの養豚場で変異したらしい新たに流行の兆しが見える新型インフルエンザ、人間の医療の現在を判定するかのように各国に蔓延(まんえん)するのか、それとも食い止められるのか、恐ろしく思いながら用心しながら各国の対応を観察しています。最悪の場合は、世界中で四千万人の死亡者を出したスペイン風邪と同じような危害をもたらすかも知れません。日本でもこの時、四十八万人の人が亡くなりました一九一八年のことです。

  感染者の移動が容易になった現在、この度の日本の検疫体制も立派なものです。入国する人を飛行機の機内検疫で検査して、各地の保健所に通知し、発熱相談センターを各地に設け、直接病院などに診療に行かないように指導し、罹患者を特別病棟に収容し治療する。何とか大流行が抑え込まれることとワクチンの開発を期待するものです。我が身に引き換えてそう願います。
観自在編集部

予防は手洗い 指爪から手首まで
ウガイと密着性マスクが有効だと

 新種のインフルエンザは弱毒性ということもあって、千人以上の罹患者を一人まで国別に把握されるのですから水際作戦は有効だったのでしょう。

  国境閉鎖までは成りませんでしたが、メキシコ便を当分受け入れないという決定をした国もあります。

  豚全頭の廃棄を決定して、騒ぎが起きた中東の国家もありました。

  カナダでは人から豚に感染した養豚場もありました。

  今回の新種インフルエンザは弱毒性ということもあり、間もなく終焉(しゅうえん)すると考えられます。

  心配なのは人から豚、豚から人、人から人に感染を繰り返すと、強い毒性を持つようになることがあるそうです。

  スペイン風邪は一旦終焉し、四ヶ月から五ヵ月後に猛威を振るいました。

  大忙しでワクチンやこの薬に効くと思われる薬が開発されています。

  製薬会社は他のワクチンも製造もしなければならないので、猛威を振るう時期までに、製造が間に合うか否かが、問題になっております。

  ワクチンが出来て主治医がいる人は相談して、接種を勧められたら早めに受けることが大切です。

  ワクチンが出来たら、早めに予防接種を受けて下さい。少しで大流行が防げるかも知れません。

  新種の風邪に罹患しながら症状が出無いまま日本に住んでいる人は予想がつかない程おられるでしょう。

  スペイン風邪の二の舞は避けたいものです。子供さんには、手首まで石鹸で手洗いする習慣を身に付けさせましょう。子供の手洗いは指を濡らす程度の方法が多いので注意です。

  風邪を引いたら栄養が有るものを食べて、出歩かない、密着性のサージカルタイプのマスクをする、一般のお医者さんの対応はワクチンまででしょう。

  医者で治療を受けることが出来るか、発熱センターのような所へ隔離されるか未だ方針が決まっていません。

  隔離されても二週間くらいですからあまり心配しないことです。

  通常の季節性インフルエンザで毎年かなりの人が亡くなっていますから、風邪は万病の元、日常的に健康に留意して暮らしてまいりましょう。

  経済危機に加えて新型インフルエンザによる経済の低落は困ったことになりそうな予感もあります。

  新型インフルエンザは、無料で治療されることが望ましいです。経済的に困難な人が診察を受けないと大流行の原因になりかねません。

  豚肉を食べることは感染と関係が有りません、七十五度以上に加熱するとインフルエンザ菌は完全に死滅します。養豚業者に風評被害が起きます。冷静で対応が求められます。

  流行期には、旅行や人ごみの多いところに出かけるのは避けましょう。

  経済危機、不況下での風邪の大流行はダブルパンチですが、スペイン風邪のころとは異なり医療機関も整備されていますし、ワクチンの開発も進んでいます。衛生観念を身につけ合理的にパニックに陥らないようにしましょう。

  万一新型インフルエンザが発症した場合に、病院に治療に行くと、病院全体を汚染する恐れがあります。近くに発熱相談センターが設けられますので、そこに電話して指示を仰ぎましょう。

  観音院では専従職員には全員に食品衛生責任者の資格を持たせていますが、日常の会話で皆さんと衛生の話をしますとまるで違います。読経や始業前の手洗い励行、ウガイ、職員全員の石鹸での手洗い励行から、除菌ティッシュを持たせ、パソコンのキーボードなどは使用毎に丁寧に拭かせています。

  布巾の二度使いなどは時間の経過とともに雑菌が増殖するので絶対にいけません。ご家庭でも注意して下さい。

  インフルエンザと景気の低迷、景気低迷にはインフルエンザは密接に関係してます。現在はインフルエンザの大流行期の前かも知れません。風邪を引かぬよう細心の注意で対処しましょう。

  インフルエンザは二度目が強毒性が有って恐いのです。 

■定額給付金二万円をもらう手続きが来ましたが、何やら面倒でした。偶然のように日赤から募金の手紙が来ました。なにか調子が良すぎます。一時金の支給欄に日赤への寄付項目があっても良かった。あの二兆円は後味が悪い、サモシイとまで言われて受け取る気は無いです。

  今般の新型インフルエンザの水際作戦は、大分費用が掛かったでしょう。流行時の対処の練習にはなりましたが。

  大なり小なり国際的な経済の悪化傾向に拍車を掛けました。

  この風邪は一旦終息し、秋ごろには毒性が高くなって、再度蔓延する恐れがあるといわれています。このワクチンは無料で国民に行き渡るように接種してほしいものです。

  事業の破綻傾向が強いようです。郵便会社で保険を計画しているようですが運営は大丈夫でしょうか、心配です。

  金融立国で豊かな国に発展すると見られていたアイスランドが破綻しました。金融資本主義のアメリカは立ち直れるか興味深々です。

  お金を動かして増やして行くことは危険です。FXをやっている人は直ちに止めた方が良い。元金の百倍の金額が動きます。一晩で二十万円は設ける機会もありました。逆のことも起きる危険性を認識して下さい。倍率はもう少し低く法律で規定されるそうです。

  デイトレーダーをやると心身に悪い影響があります。株も商品先物も同様です。成功した人を知りません。

  まだ宝くじを買う人のほうが可愛いです。外れを三枚一組に襖(ふすま)に貼るとなかなかな綺麗です。

  人口のバランスが取れていないのに、若い人の拠出金で、年寄りを養うには大変な無理があります。金利は、妙な仕組みで、投資したお金が損をせずに帰ってくることが前提です。世の中はそれほど甘くありませんから、掛け金返却型の大手保険会社が返却金を減額しているのは上手く回せないからです。

  人口が増加に転じるには社会の変化が必用です。単に産科施設や医師不足、子育て支援施設の整備だけではありません。子供を二人か三人育てることが常識にならなければなりません。

  子育ては大変で、二人産めばもう沢山と考える夫婦は多く、二人が二人の子供を育てるのが当たり前になっては人口は増加しません。生存率を考えると人口は減少します。

  二人の子供が成人し結婚して四人の両親に孝養を尽くすには無理があるようです。両親と二人の子供の育児には社会の経済的事情に無理があります。

  それだけの給与を支給するには一人当たりの生産性の限度があるからです。

  当節のお子様には育児費用が掛かり過ぎです。大学までが義務教育になれば少しは親の負担が減少します。

  勉学することを「勤労」と同じに定義して、給与を支給すれば、親の負担は軽減されると思います。公費で勉学させるのですから、試験は厳格になされると思います。

  現在の子供たちに最も欠けているものは物事に精励する辛苦と努力です。祭日に加えて土日の休みは怠惰な国民性を育てかねません。親に孝養を尽くすのは礼儀の始まりです。

  世のため人のために尽くす素養を持つ日本人に育てるために、生涯に二年くらいの公務員奉仕を体験することは良いことで必要と思いますが、徴兵制度が役立つとは申していません。

  「躾けること」を学校が担えるとも思われません。大学くらいは全寮制にして「権利」と「義務」のバランスくらいは教えておくべきだと思います。

  投票率の低下傾向は、権利と義務についての教育が失敗しているからです。

  嘘や詐欺、騙しが罷り通っているようでは健全な社会と言えません。

  荒廃しつつある日本の社会、空や山や森や畑、河川や海を再生するには、「勤勉」で「自然を大切にする」という考え方が大切になります。

  経済的の成長と破綻は、循環するかも知れませんが、金融技術では絶対に道徳復興はなりません。道徳心の無い人々の国家が仮に運営できたとしても、世界の笑いものだと思います。

  昔は「悪銭身に付かず」と言う諺もありました。現代で金銭の量に善悪の評価はありません。世のため人のために成らない商業や金融、組織があってはなりません。

  富の偏在化も難しい問題です。贈収賄や権力や立場で金銭を得られる構造も皆無にしなければなりません。振込み詐欺の防止に、警察が躍起になって居られますが、国民が一人一口座しか通帳を持てないなら、かなり改善されると思います。電話番号も一人一つ、インターネットのアドレスも一個とすれば多くの詐欺や犯罪が防げます。

  銀行口座の売買など、有ってはならないことです。「社会の矛盾」は沢山あります。煙草税と喫煙のもたらす健康被害、火事など、国家や国民に負担を強いる嗜好品を売ってはならないと強く思います。