当然のことを当然のように出来る世の中

世の中の成り行きが段々と分かり難いようになった。

アメリカの次の大統領はだれがなるか、ロシアの大統領はプーチンがなるらしい。日本の次の首相は誰が選ばれるのか、遠くの外国のことは比較的によく見えるのに日本のことが分かり難い。

この情報化社会の中で見通しの付かないことが多過ぎる。

自分の経営している会社が将来的にどうなるか断言出来ない。勤務先が将来はどうなるか不明。

地球の温暖化などが何時、どのように私たちの生活に響いてくるか分からない。

生活困窮者、高齢者、病める人などいろいろな弱者の生活がどのようになるのかも段々と分かり難くなっているのは心配なことだ。

言語についても差別語とか禁忌語があって、将来はどのようになるのか分からないことが多い。

エイズウイルスのようにワクチンを造ることが難しい未知のウイルスの突然の蔓延も心配。

多くを原子力に依存している電力事情もその内に深刻になる。

多くの特許がアメリカに独占されていることも、パソコンのソフトがアメリカに抑えられていることも、子供たちの学力が落ちていることも、教育制度が曲がっていることも憂慮すべきだ。

宗教は現実社会で有益に働いているとは言えない。倫理の源としての機能を果たしていない。

真面目に生活して、誠実に生きて、地道な努力を重ねて、思いやり深く、健康に注意して、そのような人が安心して生きて行ける。

当たり前のことを普通にしていれば、安心して生きて行けるような世の中を切望するものだか、そのよう幸せは他人から与えられるものでは無いだろう。

誠実を美徳としたい

約束を守ること、嘘を言わぬこと、誠実に努力すること、普通のことを普通のようにしていれば、安心して過ごせるような世の中であって欲しい。物を大切に、勤倹貯蓄して、他人に思いやりをもって接遇し、礼儀正しい国民性を取り戻したいものだ。