観音院では、日々、三度の法要が営まれ、参拝にいらした信徒様のご祈願、ご供養を丁寧に礼拝しております。
長年に渡り、法要を続けてこれたのも、全国の檀信徒の皆さま、出仕してくださる在家僧侶の皆さまなど、観音院を御支持、御支援してくださる方々、何より神仏に対する皆さまの篤い信仰心があったからこそです。必要とされないお寺は存在できません。
これからも、命がけの法要を執行し続け、皆さまに仏様のご加護がありますように、祈願させていただきます。
安全運転を
観音院では、車の御祓いを行っています。毎月のように、どなたかが、新車に乗っていらして、安全運転を祈願されいます。
仏様のおかげで、今のところ、祈願した車が大きな事故が起こしたという話は聞いていません。
最近、運転中に携帯電話で通話やメールをしている人を多く見ますが、これは非常に危険です。
今年の六月三日に成立して、十一月一日から施行される改正道路交通法では、車やバイクの運転中に携帯電話を使った場合に、三ヶ月以下の懲役か、五万円以下の罰金が科せられるとされています。また、運転中の通話だけでなく、携帯電話を手に持って画面を見ているだけでも処罰の対象となるそうです。
自身や周囲の人の命を危険にさらすうえに、高い反則金まで払わなければなりません。やむを得ず、電話を使用しなければならない場合は、車を安全な場所に止めて、それから話してください。
時は金なりといいますが、命はお金では買えません。車中にあるお守りや観音院のステッカーを見て、心を落ち着けてください。み仏様は、いつも皆さまを側で見守っていて
くだいます。
風邪に注意
今年も、インフルエンザが流行る時期になってきました。去年はワクチンの不足で予約待ちしなければならなかったですね。今年は早めに接種を受けましょう。
今年も後二ケ月
■今年は、台風や猛暑、地震や大雨による洪水、浅間山の噴火など、記録的な異常気象や天災による被害が各地で多く発生しました。
自宅から最寄の避難場所への経路の確認をしておいたり、枕元に懐中電灯やシューズを常備しておいたりと、常日頃から防災意識をしっかりと持ち、もしもの事態に迅速に対応できるように心がけましょう。
■国際情勢は、中東を中心として各国で拉致監禁やテロが相次ぎ、チェチェン共和国では、多くの幼い命が犠牲になりました。
謹んでご冥福をお祈りします。
■国内では、インターネットの書き込みを巡って、小学生同士による凄惨な殺人事件が発生しました。凶悪犯罪の低年齢化がますます懸念されてきています。
お子様の身の安全を守るのは、親の義務です。度を過ぎた行動には、きちんと注意できるように心がけたいものです。
景気は回復傾向にあるとのことですが、精神的にも、豊かな生活が送れると良いですね。
争いのない、誰もが平和な日常を過ごせるよう、法主さまを始めとし、観音院の職員一同、み仏様にご祈願いたします。
▼スポーツでは、オリンピックやパラリンピック、メジャーリーグで、日本人が大活躍しました。
来年は、経済や文化面においても、更なる日本人の飛躍に期待します。
僧侶養成講座
■観音院では、誰からも聖(ひじり)として慕われるような、衆望のある僧侶になるように、皆さんが精進しています。
東京道場でも、十数名の僧侶が連日修行を積んでおります。
また、東京道場でも供養、祈願を受け付けておりますので、是非、お参りにいらしてください。
十善戒を説く
■観音院は、日頃から十善戒をよく説くお寺として有名ですが、今年に入って、誰にでも解りやすい日常十善戒を、法主さんがお考えになりました。
皆さまが生活していく上での指標になります。観自在の六月号にも掲載されていますが、本堂の各所に置いてありますので、参拝された際にお持ち帰りください。
ご奉仕のお願い
毎月、皆さまにお届けしていますこの観自在ですが、いつも大勢の方に発送準備のご奉仕をしていただいております。
帯封を丁寧に折ってのり付けしていただいたり、あて先のシールを貼っていただいたり、観自在を二つ折りにしていただいたり、郵便番号ごとに振り分けていただいたりと、日々、様々なご協力をいただき、職員一同、心から感謝いたしております。
十一月は二十二日が観自在の発送日となっておりますので、どうぞ、全国の信徒様との仏縁を結ばれるよう、お手伝いくださいませ。
寺子屋文化教室
「詩・俳句・川柳」のご紹介
裕照さん
浮きし鴨 初冬の川に 昼寝かな。
〔丸くなり波にゆられて〕
鳴り釜や 仏の声と 大金の
余韻残して今日も暮れ行く。
〔今日も無事で有り難う〕
冬来る 青き夜空に月が映え。
大掃除 始めたなれど 終なし。
着膨れを 笑っておれぬ歳になり。