龍を十名さまに
2000年の今年は「庚辰(かなえたつ)」年です。庚は「金の兄」という意味で、辰は昇運を象徴する龍の年、今年は景気も上向き、株価も上がるかもしれないと法主さんが言っておられました。
ユーロは昨年20%も下がりましたが、円は強いですね。通貨の価値はその国の経済力を端的に示すそうですが、強過ぎるのも困ったもので、ほどほどであればと願っています。
プレゼントの「龍」は見掛けは純金のようですが、金は外側だけです。身体の金属は何か不明です。
龍と同じように有名なのが鳳凰(ほうおう)と麒麟(きりん)で何れも吉祥・吉瑞を象徴する想像上の動物です。
龍は佛具や文房具にもたくさん用いられ、観音院の内持佛(ないじぶつ)の龍巻幢幡(りゅうかん・どうばん)は美しい荘厳です。
硯は重さ数十kgもある「九龍の硯」や数えきれないほど沢山の龍を彫刻した端渓の硯を所蔵しています。「九龍の硯」は昔に西安の碑林の入口に展示してあったものです。入手経路は不明です。
クイズの問題
「龍」のことを英語で何と?
正解がわかった人は正月五日までに観音院副住職会宛に必着するよう葉書で解答をお寄せ下さい。
正解者多数の場合は恒例により抽選で十名様に差し上げます。
住所とお名前をお忘れ無く記入して下さい。毎度のことですが、一人で多く応募されますと無効扱いになります。
先月の持ち越し問題
電子辞書広辞苑で「こうじえん」と引くと「該当項目がありません」と表示されます。嘘か本当か?
正解者を抽選して二名様に
SONYのデータ・ディスクマン「広辞苑&英和・和英研究社中辞典が入り」を差し上げます。
十二月号問題と正月号問題の応募者全員を抽選しまして二十名様に「身代わり観音」水晶ブレスレットを差し上げます。但し、龍の置物と当選が重することもあります。一枚の葉書に十二月号と正月号の解答を併記されても有効とさせて頂きます。
菓子大入り福袋と福引
参詣者一家族について、一袋の大入り菓子福袋がもらえます。お子さま連れの場合は子供さんが何人おられても合計二袋まで。代参の方の分はご容赦下さい。
福引は沢山用意してあります。
SONYのデータディスクマン広辞苑・和英・英和 二十名様
身代わり観音・水晶ブレスレット(数珠ではありません)千名様
厄除け腕輪念珠五色房 千名様
「厄除けの腕輪」寸法自在
便利な日常品など他。
いろいろと用意しています。
一人で一回引く
「福引」はお焼香台の横に置いてあります。参詣された方のための福引ですから、代参分まで一人で何枚も引かれないようにして下菓子入り福大入り袋さい。お一人で一枚の福引です。
沢山引くのは福引ではありません。
自分の欲しい物が当たるまで引くのは子供たちにも悪い影響があるので止めて下さい。参詣された方の人数分は用意しているつもりですが、後ろの方の分が無くなって何時も困惑しています。
福引は沢山用意していますが、全部出た後はご容赦下さい。
菓子入り福袋も出尽くした場合はご容赦下さい。
厄除け一本うどん
今年は正月の二十二日から二月三日の節分まで用意しています。
太くて長い饂飩(うどん)は厄除けというより招福の気持ちの方が強くつくられています。いわゆる縁起物です。昔は大人の親指より太かったのですが、段々と細くなりました。お腹がはち切れるほどの大食い競争は危険ですから絶対に止めて下さい。
編集後記
毎年のことですが観音院の十二月は文字通り走るような忙しさで師走(しわす)を実感します。
正月から節分にかけて多忙の極みとなり、人間は忙しいと正面しか見えなくなります。言い訳になりますが、斜めに居られる人に気付かないで失礼することがあります。このような時はどうぞ勘弁して下さい。
観音院には年賀状を出す習慣がありません。毎年、沢山の方々から賀状を頂きながら失礼を致しております。お許し下さい。
二〇〇〇年が皆さまにとりましてより良き年でありますよう心から祈念致しております。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。