「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、最近はその言葉通りに行っていないような気がしますね。
それでも七月の豪雨災害、その後すぐに始まった危険なまでの猛暑、寝苦しい夜が続いた八月と比べると、朝晩の空気と日中の日差しは幾分か過ごしやすくなって来たように思えます。
しかし、過ごしやすくとも寒暖差が出て来る季節なので、夏場で体力が疲弊していると、普段通りの生活をしていても思わぬ所で大きな風邪をひいてしまいます。
不調を感じているならば気合で何とか乗り越えるような無理はせず、早めに体を休めておくことが結果として自身と周囲のためになるのかもしれません。
さて豪雨災害は報道の数こそ目に見えて減りましたが、完全に復旧したとは言えない状況にあります。
被害に遭った家屋など生活の再建は容易な事ではなく、また亡くなられた方とそのご家族が感じていらっしゃる痛みは、言葉で言い表せぬものでしよう。
だからこそ今ここに生きている事に感謝して、今日まで命を引き継ぎ次代に受け渡して下さった様々なものに、改めて敬意を持ちたいと考えています。
観音院の秋彼岸法会は、今年は九月八日から九月二十六日まで毎日三座の法要で執行致します。
ご家族さま、ご先祖さまに限らず、全てに慈悲をめぐらせる施餓鬼供養も併せて行いますので、皆さまどうぞご参拝下さいませ。