レアアースの問題はとても深刻

■年末になりましたが、尖閣諸島に北方四島の問題、今年の包括的な外交の運勢は最悪でした。頼りにしてるオバマさんも中間選挙では大変な苦境。アメリカの「ねじれ」は日本以上に深刻です。

 米国中央銀行はドル札をジャンジャン印刷すると決定、円が八十円を切るのは年内もありそう。

■輸入品が安価になると喜んでいたら、国内産業は滅多苦多になります。環太平洋経済連携協定(TPP) 参加することは日本農業に壊滅的な打撃を与える。既に(FTA)自由貿易協定や(EPA)経済連携協定にの取り組みの遅れが韓国企業などとの国際競争で円高同様の不安要素になっています。TPPに参加して開国し、ヒト・モノ・カネの移動をめぐる世界的ルールに並ぶ必用があります。

 農業に与える打撃は深刻だけど、弱い農業を保護する理由でこの協定に参加しないと、全部の産業が駄目になりかねないです。

 それで無くても自給率の低下している農業の保護は、大義名分があるが、何故に日本の農業が競争力を失ったかを考えると、手厚い保護があるからでした。

■地球温暖化の傾向は人為的なもので、各国が協力して二酸化炭素の排出を抑えなければならないが、この試みは絶望的です。偏西風の大きな蛇行や、海水温の恒常的な上昇などに直面しないと、各国は自重しないでしょう。

■変な保護主義が台頭しないことを祈ります。大国の横暴も慎むべきです。レアアースが副産物として大量の放射性物質を生むのに、それを放置した中国に依存したのが間違いでした。高値安定で各国とも放射性物質を処理しながら、レアアース製造、原発利用か、代替品開発に向くでしょうか。