五月五日の節句は、平安時代から「菖蒲の節句」

中国に伝わる「黄河上流の竜門を登りきることができた鯉がいたならば、竜に化す」という伝説から「鯉のぼり」が立身出世のたとえとして使われてきました。
 尚武は[しょうぶ]と読み、武を尚ぶ、貴ぶ意味ですが、最近では菖蒲のように真っ直ぐに、すくすくと育って、美しい花を咲かせるように育って欲しいと考える方が無難かも知れない。
 風呂に菖蒲を入れると何故か良い香りがして、昔の事を思い出す。色々な入浴剤が有りますが、菖蒲湯というのも有るかも知れません。
 昔は、その季節により、香りの良い植物や果実、薬草を風呂に入れて楽しんだものです。
 葉付きの大根も無くなりましたね。大根の葉っぱは油揚げと一緒に炒めて醤油で味付けすると、とても美味しかったと思いますが、もう、あんな滋味ある食べ物は忘れられたのでしょうか。「世間の移り変わりは仕方が無いこと」かも知れませんが、とても寂しく思います。
 柏餅や「ちまき」も、すっかり商品化されて家庭では作りません。
 世の中は、飛躍的に便利になり、この半世紀で比較できないほどに大きく変わりました。
 異常気象は何方(どちら)の人も感じておられます。まさか大根の葉っぱが異常気象と関係があるとは思えませんが、無関係と言い切れない、何かがあると思います。
 各家庭に冷暖房などが普及し、契約はキロ単位ですが、昔はワット単位でした。
 自動車も昔は一つの町に一台くらいでしたが、凄い台数になりましたね。資源を無駄に使っているかも知れません。

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