自分の過去は変えられないが、自分の将来は変えられる

十善戒は「いたわり、慈しみ、思いやり、相手の立場で考える」このように考えることと理解してください。その第一は「不殺生」です。食の連鎖は不殺生には含みません。例えば釣りをして使用済みの釣り針を捨てて帰ることは殺生です。アメリカの五大湖付近に住む鳥類が嘴が曲がって咬み合わせができなくなる、これは付近の工場群の浄化設備の不備による殺生ですが、政府が取り組んで改善が図られています。環境を良くすることは住民の責任です。政府が清潔な日本を掲げて実行してくれると有り難いのですが、実利ばら撒きに終始して—–、倫理道徳の高揚を審議してくれると長い目で良い国家になります。ねじれ国会で、法案は著しく困難になっていますが、倫理道徳を高揚するよう教科書に入れることを義務付ける法案には、どの党も反対できないと思うのですが、これもママならないですね。
観自在編集部

物事は楽観的に考えるのが楽
過去を忘れて将来を考えると楽
 私(法主)は、怒るような事があっても両手の人差し指を交差させるくらい、嬉しい時は頭の上に両手を握り円を描きます。心を激しく動かすのは、危険を感じた場合だけです。

 何が起きても、他人を恨みません、自分が引きます。立腹する、しないは、訓練によって可能で、動機は必要です。

  十善戒は、真言宗の僧侶が護持(ごじ)する戒ですが、観音院には「禁煙」「禁酒」の「二戒」が加わります。

十善戒(じゅうぜんかい)は、
■不殺生
(ふせっしょう) 故意に生き物を殺しません。加えて全てのものを大切にします。全てのものを大切に、何を大切にするか、これが課題です。
■不偸盗
(ふちゅうとう) 与えられていないものを取りません。会社に出たら勝手に喫茶店へ行くのは時間の偸盗になります。つまみ食いも同じく、手抜き工事などは他の戒とも関係します。
■不邪淫
(ふじゃいん)
愛情の無き性的関係を持ちません。
■不妄語
(ふもうご) 嘘をつきません。実現できないマニフェストを掲げるのは票ヌスット、不偸盗にも該当します。
■不綺語
(ふきご)
無駄な噂話をしません。井戸端会議や噂話、見栄話、デマを流したりしないと解釈できます。
■不悪口
(ふあっく) 乱暴な言葉を使いません。悪口を言いません。
■不両舌
(ふりょうぜつ) 他人を仲違いさせるような言葉を言いません。
■不慳貪
(ふけんどん) 異常な欲を持ちません。これも勤務熱心に他人が真似のできない働きも含みます。
■不瞋恚
(ふしんに) 異常な怒りを持ちません。寛容になりましょう。
■不邪見
(ふじゃけん) (因果、業報、輪廻、自然の連鎖などを否定する)間違った見解を持ちません。

 加えて、禁酒禁煙禁不倫など、このようなことを書き続けるのも、人はどれかに該当するかも知れませんね。

 ところが、十善戒(じゅうぜんかい)は、仏教における「十悪」を否定形にして、戒律としたものです。江戸時代後期の碩学である慈雲尊者(じうんそんじゃ)は「十善戒は菩薩の境地」と広く宣揚されました。

 私は、強く慈雲尊者を強く意識して行動し学んでおります。現代語で十善戒を説くことを一生の大事としてます。

 十善戒を護持すると、例えば会議が公開してない、議事録の無い団体には入ることが不可能です。

 十善戒を優しくしますと「いたわり、慈しみ、思いやり、相手の立場で考える」ことになります。合わせて「全てに愛を、光と祈りを」ということになります。

■あまり堅い事は言いません、そこは寛容の精神で生きて居ます。観音院は御喜捨芳名を書き出しません。競争の原理は観音院にはなじみません。但し帳票と信仰歴には御喜捨された人のご芳名は入れてあります。

 浄財を浄財にするには、使い方が問題になります。観音院は三万円以上の支出は常勤監事の同意が必要です。三万円以下でも宗教目的に反すると自己負担になります。同意をあらかじめ得て無いものは全額個人負担になります。

 加えて公認会計士に帳票を見て頂いていますので、綺麗な帳票になっています。俗に日時決算を行っています。

 昨日も作務衣を買いましたが、安い方の一万円少々は寺の費用で、少し温かい厚地の物は個人で買いました。

 自動車も私も住職も個人で購入しています。遠方の信徒さんの処へ行く時は満タンにして出発し、満タンにして寺の使用と個人の使用は明確に分けて居ます。

 先月は、何時も法衣を購入している金襴屋の営業が来られましたが、法衣は寺の什器備品に分類されます。

 寺の台所の費用は、お供物と住職と私が折半しております。

 職員の補聴器等も配慮し、法務や通勤用の物も古くなれば福利厚生で適正に処理しています。剃髪の場合、毎日の事で怪我をする事があります。このような時は直るまで理髪店にお願いします。私の場合は、もう手が不自由でよく怪我しますので大半は理髪店です。一回三千円として一ケ月に一万八千円くらいになりましょうか。これは寺が負担することにしてます。

 寺の経理は、私を始めとして職員が謙虚で高い倫理観が無いと、壊れてしまいます。

 随分とつまらぬ事を書き連ねましたが、この原稿を読む事によって、職員の気持ちを引き締めてもらいます。

 いま寺の文書の電子書籍化を図って居ますが、iPhone やiPod 等は、寺の負担で購入してもらいました。

 日経メディカルや日経パソコンなどは寺で買ってもらえます。週刊文春などは寺から与えられません。

 寺のトイレットペーパーは当然に寺の負担です。

 寺の公益性は金銭支出の在り方で決められているようです。

世界が経験したことの無い急速な少子高齢化と労働人口の減少、そして、グローバル化による国際競争の激化。

 日本経済からやる気を奪っているその病とは、高齢化が一つの特徴です。

 抜本的な対策を講じ、高齢化し縮小していく労働力を再び活性化させない限り、日本経済は苦しむでしょう。

 日本以外の国も、同じく暗い見通しに直面している。高齢化という点では、日本社会が世界最速ペースで突き進んでいるとはいえ、その後ろには多くの国が続いています。

 欧州の各国でも急速に高齢化が進んでおり、先頃フランスやギリシャで生じた退職年齢引き上げに対する抗議運動が示しているように、高齢化社会への適応には消極的です。

 日本人の多くは、高齢化の問題を受け流しています。その理由の一つは、高齢者が多額の貯蓄に支えられ、今も安楽な暮らしを続けていることです。

 過去二十年間で六十五歳以上の人口が二倍になったにもかかわらず、日本の医療制度は先進国の中でも際立って負担が少なく、質が高いですね。

 そして日本経済はと言えば、規模では中国に抜き去られたとはいえ、依然として革新的な力を持つ巨大な産業機構を維持しております、高齢者が快適に暮らせる環境を整えているとも言えましょうか。

 いずれにせよ、根強いデフレや多額の債務、低調な経済成長などを抱える日本国民には、ここ二十年の間、ほかに心配すべきことがありました。

 韓国や中国、台湾といった儒教圏の国々は、一九六〇年代から一九八〇年代にかけての日本と同様に、「人口の配当」(労働力の急増と出生率の低下)の恩恵を享受している。こうした国々では養うべき子供と高齢者が少ないため、貯蓄を投資に回し、経済を拡大させることができました。私も年金をもらいながら働いてますが、日本の中では異例のことと受けとめてます。

 また、日本と同様、出産後にも仕事をする女性が比較的少なく、移民の流入はさらに少ない。離婚率はとても高くなり、離婚後に子供を育てながら、働く女性は増える傾向にあります。

 こうした国々は、労働人口が減少し始めた時に生じる経済的、社会的問題に対処する方法を知ろうと、日本に注目しています。

 だが今のところ目に入るのは、高齢化の問題から逃げている日本の姿です。

 デフレによる経済の停滞に突入して久しいニッポン。

 更にその速度を早め年間三十万人もの人口が減少し、毎年、地方都市一つが消えていくという未知の領域に突入してた日本の困難。

 日本全体に広がるこうした閉塞状況を「ジャパン・シンドローム」と名付け、処方箋や克服の手がかりを提言する報道番組が始まったのです。

 スパイラルを簡単に説明すれば

一、人口の減少が経済の停滞を招く。

二、経済の停滞が収入の減少を招く。

三、収入の減少は子供をつくれない家 庭環境をつくり人口減少に輪を掛け、

 さらには労働人口の減少につながる。四、子供が減っていけば、加速度的な 人口減少を引き起こしそうです。

 ドイツが日本の現状や行く末を注目し、研究者などが既に乗り込んで来て情報収集を始めています。

 わが国の現状に重ねて見れば、こちらの方が一歩先を走る先輩と言えなくもなさそうです。

 日本の自然景観や農業景観、旬の農産物や特色ある食などを観光の素材に交流人口を増やして地域経済を守り、雇用を確保して労働人口を域内に呼び込むことが大切。でもこのような膏薬では完治は無理でしょう。

 この流れをなにがしかの方法で打開していかなければ、推して知るべしの結果になります。

 少し遅れて同じ道を歩むことになるドイツや韓国の日本の現状や行く末を注目し、研究者などが既に乗り込んで情報収集をはじめています。

 つまりどの国も遅かれ早かれ、日本と同じ傾向があるのです。

 一方チュニジアで政権が崩壊し、エジプトに飛び火し、中東各国でどのように落ち着くか、アメリカも日本も目が点になるようにして注目してます。

 エジプトの騒動の三日前にカイロやルクソール、ギザに行って来た友人がいますが、一時は五百人もの日本人観光客がエジプト空港で動きが取れず、困られていましたが、日本は特別便を出して邦人を連れて帰りました。

 アメリカはイスラエルの事を心配していると思います。日本もサウジアラビアからの石油の輸入で心配です。

 最近は日本の経済の不調の中で、国会でねじれ現象が生じ、愛知県知事や名古屋市長では民主党も自民党も頭を抱えておられるでしょう。

 風はどちらの方向に吹くか分かりません。民主党で代表を争った小沢さんが強制起訴されて、民主党々員資格の停止で検討しているとか。かかる大物政治家を軽々しく拒絶すると政治は滅茶苦茶になります。

 四月の地方統一選挙で民主党系の地方議員は激減するとおもいます。

 日本とオーストラリアの関税引き下げで日本の農業は立つ瀬が有りません、総合的に日本経済を考えると、これは加盟が正解。

 環太平洋戦略的経済加盟は連携協定例外品目がなく百%自由化を実現する質の高い物品の貿易、サービス貿易、政府調達、知的財産権、協力など投資を除く幅広い分野を対象とする包括的な環形であり、労働と環境も補完協定として協力が規定されている。

 これを見逃すと日本は事実上鎖国々家になり一人ぼっちになります。

 これは難しいことです。広島県も民間と協力して大きなファンドを設立したいと言ってますが、県が主催する詐欺みたいなことにならないように。

 何せ物凄く困難なじたいです。