盂蘭盆は中国で成立した盂蘭盆経という経典に書かれた話です。
釈迦の弟子の目蓮が地獄に堕ちて逆さまに吊された母親を救い出すために、教えを乞い沢山の僧侶に食事を振る舞い供養して、その善行によって母親を救ったという孝行説話が起源だといわれます。
歴史は古く、日本では推古十四年(西暦六百六年)に法興寺で催されたのが最初だそうです。
地獄極楽の話と共にあまり好きな話ではありません。印鑑を変更したり、名前を変えないと不幸になると言う一種の脅迫話法で、こんなのに耳を貸してはなりません。
お盆は離れがちな親子兄弟姉妹が集まって、亡きご先祖の徳に感謝し、良き市民として誠実に生きることを誓う日と考えるのが良いと思います。中には迷惑なご先祖で内緒にしておきたいような場合も有るかも知れませんね。
そんな時には家族親族が団結してより良い将来を迎えることを誓う日にすると良いかも知れません。
仏教では、成仏すると、禁酒禁煙です。餓鬼道に堕ちると家族が煙草やお酒を供えるそうですが、決してその煙草を喫煙することもお酒を飲むことも叶わずに、せぶらかしになるそうです。
観音院でこれらのお供えを見つけしだい取り除いています。煙草・酒・生臭ものは供えないで下さい。通説には餓鬼が集まってくるそうです。供花は造花でも構いません。花は実を付けるために咲きます。美しいお花は心が和みます。
お盆に寺院にお布施をするのは善行です。仏教を護持するには多額の経費が必要だからです。
観音院は経理を公開し、運営は皆さんと相談して行います。