三党合意と泥鰌と大鰻の調和

民主党のアキ菅総理退任と新総理の誕生、経済に精通している総理のノーサイド内閣の成立が、より大きな期待。そもそもが国民の大多数が必ずしも大きくない政権、そもそもが首相直接選挙でない日本の総理については、民主主義の欠陥制度によって選任される政権には、野党は解散含めて相当きつい轡(くつわ)が嵌めていて、話し合いで合意が成立するほどに国会運営はすんなりと行きそうにも無い。

 こんな非常時に総理に就任して国政を運営するには極めて困難な役回り、野田総理には内憂外患と言う纏めようもない党内事情に東日本震災復興は上手く行く筈も無い雪隠詰めの中で、泥鰌が金魚になろうとしても、所詮は無理というもので、誰が政権を担当してもネジレ国会が待っている。

 お聞きした範囲では野田総理は毎日路上に立って演説をするなど、地道に今日までの地位を築き上げられて実直泥鰌型の政治家らしい。

 それが民主党最後の政権、扱い難い大鰻を内に秘めて内輪を纏め無いお金を絞り出して景気を浮揚、外国の信任を受けて日本経済の信任まで問おうとされる外患、これと言う勝算は無いでしょう。

 松下政経塾出身総理第一号の総理、先の政権のように鈍感かつ思いつき発言をされると自滅を目指されることになるかも。

 お手並み拝見と言うところだけど、民主党が政権移譲に際して掲げられた「マニフェスト」に国民はもう期待していない。ぶれない方針、信頼される政府を運営されるのは、事のほか難しいと思われてなりません。

タイトルとURLをコピーしました