日本に漂う将来的な黒い雲はどうなる

政府が計画している支出削減計画は、入るを図って出を制する家計と同じで当然のことですが、消費税の十%台は目前、公務員の削減は失業者の増大。年金の減額傾向は、多くの人の将来計画を壊します。国や自治体の借金は増えるばかり。家庭や会社なら、倒産に向って突進しているのと同じです。日本の経済は破綻しています。日本は世界に冠たる借金大国。アメリカにもその傾向はありますね。責任は誰にある。政府を自民党から民主党に変えても、共産党に政権が移っても、国債残高は減りません。どうして借金大国になったか原因追求しても国債残高は減りません。猛烈なインフレにすれば、通貨を百分の一くらいの価値にすれば、国債残高も百分の一。銀行借金も年金も百分の一。徳政令のガラガラポンですが、その誘惑に政治家が耐えれましょうか。

借金だらけで首が回らない国
国民は身の丈にあった生活設計
何をするか分からない政府末路

 マンションの構造計算偽造が政治問題になっていますが、少子高齢化や東南アジア諸国の台頭、政治・官僚に対する国民の負担能力、権力支配の構造、つまり国家の構造に誤魔化しがあったのは白日の下にあります。
 必用以上に 箱物、道路、施設を作れば、人口が減れば維持負担する能力が無くなるのは当然の事です。
 その上、お役人の天下りや談合など倫理観が失われ、省庁の一つが存続の危機に晒(さら)されています。
 低開発国ではしばしば起きる腐敗が、これだけ高度な発展を遂げた中で日本の中に、腐敗の不毛の文化も生長し、巨大化していたのです。
 物品役務の発注には入札と言う公平な制度がありますが、これが公平で無いように細工され、膨大な税金が無駄に使われる仕掛けが有りました。
 と、言うより、今も、何処かに生き続けていると考える方が自然です。
 日本は国家として破綻しています。文明国家ではありません。にぎにぎの文化が高度に発達した腐敗国家です。
 首相と日銀総裁に望まれるのは「木の葉」を「金」に変える「狸」のような才能です。日本むかしむかし話の御伽噺の世界にまで発想を転換しないと解決出来ない、悲しむよりは笑いながら見物した方が賢明です。
 アメリカの貿易赤字が四年連続で、十七%を超え七千二百五十七億弗、これ大変、保護主義が台頭し、輸入に保護関税を掛けるかも知れません。
 これは、中国や日本にも影響が早晩出ると思います。経済は地球的規模で破綻の傾向です。
 鶏インフルエンザも怖いですが、へたり牛、BSE対策も大切です。
 日本には危険部位の脳や骨髄を抜いた牛を輸出すると約束したアメリカの担当者は、立場が無いですね。日本が輸入禁止にしても文句言いようが無い。これはお粗末では済まされません。
 靖国神社の問題は困った事です。日本人の宗教観は中国にも韓国にも中々理解できないと思います。護国の鬼になると信じて先の大戦で散った人達。
 この考え方も説明が難しいですね、小泉首相も頑固で運の良い人です。
 自民党の大勝は珍現象です。日本人はもう少ししっかりしていると期待していたのですが。勝ちすぎて当選人を社民党に譲るなんて、一過性のブームだと思いますが、一過性だから困ります。この次の選挙では落選議員さんが多いかもと心配しているだけです。
 北朝鮮のミサイルと核武装の可能性は怖いですね。中国もインドもパキスタンも怖いと思います。総理が靖国神社に戦没者慰霊のために参拝されたことが原因となって、韓国や中国との外交が冷えていますが、靖国参拝を止められて、日本も普通の国のように軍隊を保持し、核で武装し、最先端の技術で最先端の武装をすると表明されたら現在の外交が如何になるでしょうか。多分大騒ぎになると思いますが。
 話題になにっている映画「男たちの大和」を見ました。
 たらの話ですが、大和が真珠湾攻撃の直後にアメリカ本土まで行って巨砲でサンフランシスコの金門橋でも破壊してれば、今日のような侮辱的な外交をしなくても済んだのでは、とご一緒した信徒さんに同意を求められました。
 戦争には沢山のたらが付きものですが、信徒さんに大和の生き残りの兵士が居られて、別の角度のお話も伺っていまして。こんな話を伺うと複雑です。
 日本にも二十二歳くらいで、徴兵ではなくて「徴社会奉仕員制度」でもあれば、ニートなどの問題が一掃できるのにと思ったりしました。
 自衛隊に変な談合問題があったのは残念な事です。この際自衛隊は軍隊として解体再構築して強い日本になって欲しいと思うのですが、しごきの無い軍隊は有りませんし、これから先の日本はどうなるか心配です。