■日々のご供養
ロウソクを立てて火を灯すための燭台(しょくだい)と花を立てる花瓶(けびょう)を二つで一対、香を焚くための香炉(こうろ)とをあわせた五つが、「五具足(ごぐそく)」です。五具足は香炉を中心として両側に燭台、燭台の外側に花瓶を置くようにします。燭台と花瓶と香炉が一つずつの「三具足(みつぐそく)」の場合は香炉を中心にして向かって右に燭台、左に花瓶をおきます。
お燈明とお線香は礼拝(らいはい)の直前に火を着けます。そして、行法(ぎょうぽう)が終わったら席を立つ前に火を消します。
お燈明やお線香は息を吹き掛けて消してはなりません。ロウソク消しを用いましょう。手のひらで扇いで消してもかまいませんが、いずれにしても、ロウソクを倒さぬように気を付け確実に火を消すことが大切です。
また、途中で席を外す時も必ず火を消して下さい。不意の用事や電話、来客中にロウソクや線香が倒れたり引火したりで、それが原因で火事になったという話が今だに聞かれるのは残念なことです。
火の元には呉々もご注意下さい。
お燈明を長時間、灯したい時や常夜燈としたい時には電球を用いた物が安全で便利です。
10月18日(日)午前11時から
観音院においては燈籠供養「萬燈会(まんどうえ)」が執行されます。
燈籠を奉納されている方は、是非、お参り下さいませ。
※毎日のご法要は、朝10時、正午12時、午後2時の3回執行いたします。(年中無休)
次回は、「ロウソクのはじまり」についてお話します。