人から学ぶと言う事 人へ伝えて行くと言う事。
★去る平成28年1月11日午前1時15分に観音院長老融通無碍僧正がご遷化なさいました。
★多数の僧侶が集い、荘厳な葬儀を執行した事を報告いたします。
★毎月11日は長老様がご自身の縁日と仰っていた萬倍稲荷様のご縁日でもあり、これからはさらに福徳万倍の萬倍縁日・法主縁日とさせて頂きます。
★寂しくはございますが、長老様が生前何度もおっしゃられた様に此岸と彼岸の橋渡しとして皆様が迷われる事の無いよう、何時も何処からか見守って下さっています。
★悲しみに暮れてばかりでは、何処からか長老様がやって来てお説教を頂いてしまうかもしれません。
★「そんなに悲しむ暇があるのなら、その半分を人の為に使いなさい!」
★いたわり、慈しみ、思いやり、相手の立場で考える事の尊さを、日々実践の中で説かれた長老様の優しくも少し厳しいお声が聞えて来るかのようです。
★お別れと言うものは突然であることも多く、一朝一夕で割り切れる物ではありません。
★それが為に予告なくやって来る新たな出会い、人への優しさを忘れる事無く、悲しみに倍するほどの温もりを施したいものです。
★人へから学び、そしてまた次の世代へと大切な事を伝える。困難もありますが、とても尊いものです。
★この項の文書は長老様の代わり、修行中の身ではございますが、木下光然が負う事と相成りました。
観音院 監事 木下光然