謙虚に人の話を聞き、自分が置かれた環境を素直に認め、必要ならば身を慎む。それが、自分の身から難事を遠ざけ、人々の無事を生み出す事に繋がる。このコロナ禍において私たちが得た、未来を明るくするための善き教訓と言えるかもしれません。
一人一人の思いは小さいものです。しかし思い返せばこの疫病も、ごく一部の地域、わずかな人数から発したものと言われています。
身近な人の無事を祈ることが出発点でも、平穏を願う優しい想いを人々が繋いでいくきっかけになれば幸いでございます。
これからご紹介するのは、2600年前にお釈迦様が、人類の疫病に対して行われた祈りです。
黄色いおふだは、お釈迦の疫病封じの「仏教却温黄神咒経(ぶっせつきゃくおんおうじんじゅきょう)」のエッッセンス・奥義を祈り込めたものです。
この黄色いおふだを玄関や出入り口の目線より高めの位置に、絵が表に見えるように貼り付けてください。
そうして、
手を洗ってうがいをし、身なりを整えて、仏壇や、神棚の前で、それらがない場合は、自分なりに家の中で一番落ち着いて祈れる場所で、背すじをのばして、深呼吸をしてください。
お唱えするお経文は
摩訶迦羅天咒(大黒天)
1.オン マカキャラヤ ソワカ 3返(3回)
梵天咒
2.オン ハラジャハタエイ ソワカ 3返(3回)
七母女天総咒(七鬼神)
3.オン モウチリビャク ソワカ 3返(3回)
お釈迦様によると、世の中の疫病というのは七鬼神という者が家に入り込んで住人に害をもたらすものだけれども、七鬼神は名前を知られると害をなさず去って行くというのです。
この 1~3の経文は七鬼神とそのさらに上の梵天、大黒天の名前ですので、これを唱えると良いわけです。
この三つの経文の前に、普段お唱えしておられるお経をお唱えしてもよいと思います。
祈りを込めて、元気!元気元気! 観音院