法話

鈴の法話

秋彼岸の法要は九月十五日から二十六日まで

俳諧の世界では彼岸といえば春彼岸のこと、誤解ないようにいえ ば秋の彼岸は「秋彼岸」といった方が適切です。彼岸は彼(か)の岸、 我々が生きているのは此岸(しがん)という次第。 「彼の岸」とは私たちの目標であり、此の岸は現在の自分の立って いる...
鈴の法話

謙虚に生きること自分を見つめること

月刊観自在は、私の生きている様子を話しているだけで、言ってみ れば、十善戒について延々と述べているだけです。  有難いことに、今まで大きな筆禍も無く、何となく過ごして来れた ことは幸せでした。皆さんが生きて行かれる上で、十善戒を護持され れ...
鈴の法話

周囲と戒律について考えてみる

世の中、随分と乱れていますね。私も何処か乱れていないか考え てみました。先ず地位に関しては全く関心がありません。お金につ いては千円や一万円は有り難く思います、それで私の考え方が変る ことはありません。私の護持(ごじ)する「十善戒」について...
鈴の法話

自分を見つめることが大切なことです

自分について、深く考えてみることは、とても大切なことです。 責任がある人が自分の価値を知らないと摩擦が大きくなります。物 に値段があるように、人にも価値があります。自分の価値を知るこ とは難しいことで、適正とか技術とか体力とか、中々分からな...
鈴の法話

国境が低くなり、規制緩和でどうなる

僧侶は財産を持たず、財布を持たず、家族扶養など考える必要もも無く、経済状況などは全く関係が無い。と、表向きはそのようになっているが、宗教法人は財産の管理が大切で、その上に冷暖房なんて考える必要も無いが、毎月定例日には光熱費やら専従職...
鈴の法話

広く世界の人々の現実を直視する

一日百円の収入で家族八人を養っているような人もいる。就労環境は劣悪で、炎天下で飲み水がダイオキシンに汚染されている疑いもある。フィリピンの首都マニラ近郊のゴミ捨て場では、ゴミ収集車が帰って来ると、ゴミの山からペットボトルを選り分けて...
鈴の法話

自分で納得できる努力と公序良俗と道徳を大切に

愚痴を言わぬように過去を語ることは難しい。自慢話にならないように過去を語ることも難しい。だから何も話したくない……そのように法主さんは言われますので、毎月何かを聞き出すことは大変に困難なことです。 「年末年始に包丁を研ぐな」...
鈴の法話

公序良俗と道徳を大切に信仰心をもつこと

幼児期のことも青年期のことも多くは語りたくない。多くの関係者は生きておられて、昔のことを語れば他人を傷つけ、同時に私も傷つくことになる。それに、私の考え方や信仰の多くは三十歳後半であり、それは瞑想(めいそう)や読書によって得られたも...
鈴の法話

目標は手の届くところから徐々に上げる

人間は普通は人生に目的をもって生きているとは限らない。ただ何と無く生きていて、時ととして「これで良いのか」と考えるのが普通の人だ。人生に目的を立てて生きても良いし、別に目的など無くても良い。それぞれの人がどのように生きるか、それは各...
鈴の法話

愛別離苦も怨憎会苦も考え方次第

愛する人と別れる、役に立つ人が他所へ行く、嫌な人に会わなくてはならない、四苦八苦するのが普通ですが、ものは考えようで、苦しみから解脱することも出来ます。生きている人は必ず老いて、そして死に別かれるものです。そう思えば納得が出来ますね...