光然の高野山修行日記

光然の高野山修行日記

光然の高野山修行日記 ・四 前半

今月は良くご質問を頂く、専修学院内での食事に関するお話。 どのような食事か 食事は基本的に、ご飯とおかず一品、それに漬物類となります。 大鍋で仕込まれた煮物が多く、具材は主に冷凍ポテト、キャベツ、大根、油揚げとなっているので、次第に歯...
光然の高野山修行日記

光然の高野山修行日記 ・三 後半

■四月三日(金曜)金剛峯寺へ初出仕 五時十分:朝勤行、本日から理趣経をお唱えする。その後、朝食。 七時四十分:金剛峯寺への出仕に十名が出発。別場所のメンバーより時間に余裕がある。勿論、外出時は私語は厳禁。二列になって黙々と行進する。 ...
光然の高野山修行日記

光然の高野山修行日記 ・三  中半

■四月二日(木曜)開創法会初日 四時半:起床。いつも通り五時に起床の鐘が鳴る。本日は法会初日のイベントが有るので、朝の勤行は簡略なものになり、下座(掃除)、食事を済ませた後、時間に余裕が出来たので風呂下座当番の作業内容を確認。他班からの協...
光然の高野山修行日記

光然の高野山修行日記 ・三  前半

以前もお伝えいたしましたが、昨年平成二十七年は高野山開創二百年にあたりました。 その法会(ほうえ)のお手伝いのために専修学院七十三期生はA班とB班に分かれ、一日交替で高野山各所に出仕に出掛けていました。 今月はその周りについてお話させて...
光然の高野山修行日記

光然の高野山修行日記 ・二  後半

鐘が鳴り終わると即座に点呼が始まり、全員の出欠確認が終れば「お願いします!」の号令とそれを返す返事と共に、十五分間の下座行(掃除をする修業)が始まります。班単位で割り振られた場所を一週間交代で清掃する事となります。 十五分が経過した頃、...
光然の高野山修行日記

光然の高野山修行日記 ・二  中半

鎮守、持仏、大師、食堂、大黒、荒神の順で礼拝をして、最後に荒神前で院内諸尊時の各種注意、反省点を伝えられた後、「おはようございます!」と寮監先生の大きな声の挨拶が響き、我々もそれに負けぬ声を返します。 ここからが専修学院名物「三分ダッシュ...
光然の高野山修行日記

光然の高野山修行日記 ・二  前半

専修学院の朝の流れについてお話をしましょう。平日は五時に起床の鐘が鳴り、その十分後には全員整列した上で点呼が始まり、朝の勤行へと入って行きます。 五時ぎりぎりまで眠っている人もいますが、概ね三十分前には起床して洗顔や歯磨きを済ませています...
光然の高野山修行日記

光然(こうねん)の高野山修行日記・一 後半

以上が入寮当日の様子となります。 その後、入学式の三月二十四日まではこれからの生活上必要となる基礎知識や、お経の次第を学ぶ事となりました。六時に起床の鐘が鳴り、六時十分より朝勤行が始まる比較的ゆったりとした、生活に慣れるための期間であ...
光然の高野山修行日記

光然(こうねん)の高野山修行日記・一 中半

三月二十一日(土曜)入寮日 九時:山内での保証寺になって頂いている龍泉院を出発。朝食もたっぷり頂は気合を入れて専修学院へ。前日に運び込んでいた荷物を同居人と相談しながら整理。(寮舎の生活は二人一組が基本、六畳一間での共同生活となる) 一...
光然の高野山修行日記

光然(こうねん)の高野山修行日記・一 前半

初めまして、もしくはお久しぶりです。私、木下光然は三月十六日に高野山専修学院での一年間の修業を終え、無事に観音院へと戻ってまいりました。 ひとえに皆様の温かいご支援とご声援が有ったからこそ、日々を乗り越えることが出来たのだと、深く御礼を申...