「戒律」と「節度」を大切に護持する

人も新型風邪の動きも国際的ですが、日本人の五百人に一人は中国人といわれています。東京の池袋には中国料理店や食材店、日用品店が増えているそうです。流石にお隣りの大国ですね。中華街は横浜から池袋にお株を取られるかも知れませんね。観音院に従来はブラジルの人がよく来られていましたが、最近は中国の人が増えています。

 ブラジルからは出稼ぎの人が多いようですが、中国の人は商売をして土着される方が多いようです。

 観音院には外国人の信徒さんも多くなり対応が難しくなりつつあり、職員の努力が必要です。
クライスラーが日本の民事再生法を申請し、GMなども経営困難とかで、それに関係する日本の電気関係の会社が大変だと聞かれて心配されていました。日本でも豊田市の付近も大変です、信徒さんから悲鳴が聞こえてきます。

  ホンダのモスクワ支社長さんは法主さんの知人ですからとても心配されています、関税か三十%にも上乗せです。経済危機は予想を超えて深刻です、

  ノルウェーから独立したアイスランドは本来漁業が主産業でしたが、漁師が陸に上がって金融関係に就き、魚網に変ってパソコンに向かい金融立国を目指しました。世界四位の豊かさになりましたが、大量の外貨が逃げ出して金利十五%までに引き上げられましたが、それでも外貨の引き揚げは止まらず、国家経済が破綻しました。

  日本の漁業関係者もシシャモや鮭を仕入れのために現地事務所を置いてましたが仕事になりません。

  医療や老人介護、年金などはどのようになるのでしょうか。完全に破綻していると思います。

  法主さんは、アメリカの金融資本主義が破綻したように、日本の将来も二の舞ではないかと懸念されています。

  観音院は現在一応、始業が午前九時終業が午後四時で、週休二日ですが、法主さんも住職さんも実質二十四時間、お寺をお護りくださり年中無休です。枕経、御通夜の読経には土日も時間も関係ありません。

  悩み事の相談も、人が寝付く頃から深夜に掛けて電話が掛かることが多く、丁寧に応対されて、多少はお疲れ気味です。お二方とも何十年も休日はとって おられません。手術とか検査のために 入院しても、麻酔が効いていない限りメールでも対応されます。

  テレビの連続ドラマを毎回見られることは皆無です。借金は絶対にしない、投機もなさいません。

  質素を志され、車も実用的で、法主さんはトヨタのプリウス、住職さんもトヨタのポルテです。

  御用も無い限り滅多に外食はなされません。遊興はありません。空き室の電気のスイッチを小まめに切られます。体力のギリギリと思われるくらい勤勉に過ごしておられます。

  住職さんは趣味に屋上で供花菜園をこしらえておられますが、手がまわらず、水やり不足など再三あることです。

  法主さんも昨年は朝顔を種から植えて、成長を楽しみにしておられましたが、続きません。趣味をもたれる余裕の時間がありません。

  ネット上にリンデンラボのサーバーに立派な観音院が出来て居ますが、ご覧になる暇が無く、関係者のご協力で運営されています。住職さんも法主さんも隠居の場所と時間がありません。

  信徒さん宅を訪ねながら、俳句や歌でも作りながら旅行なさりたいなんてご希望は通らないことです。

  お二人とも、交通規則は遵守され、速度違反や一旦停止を守らないと極端に嫌われます。特に観音院の付近では速度制限は二十km/h、一方通行ですが、それ相当の意味があると考えておられます。ご一緒すると理解できますが、世間には違反が普通にあります。

  パソコンでネットを放浪することも極端に嫌われています。

  いたわり、慈しみ、思いやり、相手の立場で考える立場には、休日も余裕も無く、きわめて厳しい環境です。

  定期購読されている専門誌や雑誌なども読まれる暇が無く、タイトルくらいの流し読みをされています。

  向上心が強い人でないと、観音院の専従職員は勤まりません。合わせて、信仰心も大切です。

  お二人とも自己に厳しく、家族にも世間のような配慮はされません。内緒事やローンなどを組んだり、割賦払いで物品を購入等すると縁無き人として関係を断たれます。責任が宗教法人に及ぶことを未然に防がれます。

  真実を求めて生きて居られ、御加護のなかに居られると、嘘・偽りというものは自然に発覚するものです。

  法主さんは今年「喜寿」に相当されます。何かのお祝いをしたいのですが、お受けになりません。

  戒律と節度を護持することによって自由があるとお考えのようです。

  それは別として、世間の自由と言うものに深い疑問を感じておられます。

  今般の金融危機も豚ウィルスのパンデミックも節操を失った国家の指導者達に責任があるとお考えです。節度は大切したいものです。

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