車のライトの昼間点灯で交通事故が減ります

法主さんは、ご自身の寿命についても格別の執着はもっておられ
ないようです。ただ素直な方ですから、健康診断のご案内をします
と、医院や病院について来られます。

 この一ケ月は大変なご節制で、体重を五kgほど落とされました。
甘いものは一切召し上がりません。食事は原則、皆さんの半分くら
いで、箸を置かれます。
 私たちの知っている法主さんは、昔から熱い食べ物と冷たい食べ
物は両方敬遠されていて、舌を火傷されるようなことはありません。

 お風呂も三十九度、上下一度くらいで、入浴時間は十分程度です。
 冷暖房は夏冬を通して二十七度前後くらいで、少し高めですね。
体が冷えたから熱い中華そばを食べて温まる、熱いからカキ氷を食
べて、しのぐようなことは絶対にされないようです。激辛も苦手、
唐辛子などはあまり好まれません。

 車の運転は独特で、急ブレーキや急発進はされません。コップに
水を入れて置いても溢れないくらいです。高速道路に入られると、
渋滞の原因になりかねないようなところがあります。
 最近は、観音院の車は昼夜とも点灯していて、交通事故は三割は
減るそうで、佐川急便さんの真似をされたのです。
 皆さんにも是非点灯運転をお勧めいたします。おとなしい運転は
燃費も良くなります。

 法主さんの嫌悪されることは、告げ口や他人を評価することです。
聞くと、大変なストレスになるそうです。
 どなたでも良い面を見て、悪い面は見ないようにする、相当徹底
されています。
 昨日までのことは忘れてしまわれます。長期にわたる約束はされ
ません。過ぎ去ったことは前世と同じようなものだと信じておられ
ます。明日からのことは来世のように考えて生きておられるようで
す。今日とか明日の約束は受けられることがあります。それ以降の
ことは、来世のように自信が無くて、来月の約束になると無理なよ
うです。

 交際の広さは驚くほどですが、その時、その時に精一杯の付き合
いをされていて、後悔の残らぬようにされています。借金をされな
い、買掛けは絶対にされない、欲しい物があっても貯金ができるま
で待たれます。割賦やレンタルの考え方は皆無です。
 観音院も、法主さんの影響で買掛けはしません。全て前払いか、
納入時現金払いです。恒常的な取引でも毎月二十日に締めて、その
月の二十七日に銀行振り込みで支払いをします。

 出来もしないことを可能なように話し、身を飾るのは、後々大き
な精神的な負担に化け、のみならず他人を迷わせることになること
もあります。これは間違いなく悪事ですね。悪事が表面化すると、
醜聞になり、場合によっては法律に触れて犯罪となります。

 十善戒—-、即ち、不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不綺語、
不悪口、不両舌、不慳貪、不瞋恚、不邪見は、法主さんそのもので
す。十善を護持(ごじ)すれば悩むことが無くなるそうです。

 十善戒は、観音院の広めようと目指している倫理です。完全に
実現するには人は弱いもので、憲法ですら整合性を欠く点が多々
有るように、生活にとりいれるには「目標程度」に考えられると
実現性が高くなります。

 法主さんが日々穏やかな気持で過して居られることは、十善戒を
護持した場合の見本だと思われます。

 日常生活で不満を漏らされることはありません。苦しみも悩みも
皆無の生活を過しておられます。多くの苦悩は自分の心の中に持ち
込まないようにすることで避けて通れるそうです。
 多くの皆さんから様々な祈願や供養を受けられますが、ご自分の
ために、自分の祈願や供養としてなされます。
 誤解が無いよう説明するのは難しいことですが、全てご自分のた
めになされることだそうです。何事も他人のためにはなさらないそ
うです。
 念じること、み仏さまに願うこと、み仏さまに接待して喜んでい
ただくこと、皆さんのお願いを一生懸命に み仏さまに伝えること、
法主さんの一日はみ仏さまとの親密な交際になっているように思わ
れます。
 私たち職員からすると、法主さんは活けるみ仏さまのように思わ
れます。

 最近は何故か朝四時、五時の早朝に起床されているようです。こ
れは今までに無かったことです。
 就床されるのも午後九時から十一時ころと睡眠時間が少なくなら
れたようです。テレビを見られることは少なくなり、読書されてい
る時間が多くなりました。
 以前は、膝の痛みを言われることが有りましたが、最近は随分と
健康になられたように感じられます。
 テレホン法話や日常法要のお説教も直前まで何も考えておられな
い、普通の会話として話されているようです。

 全ての人に先入観を持たれること無く、完全に平等に会話してお
られて本当に優しい人柄ですね。

■十善戒を優しく言えば「全てに愛を 光と 祈りを」です。
 十善戒を換言すれば、「いたわり いつくしみ、思いやり 
 相手の立場で考える」ことになります。実行できます。

■法主さんはいろいろな人に合わせて同じように話されます。
 問答はされません。辞書の代わりもされません。誰とでも
 気安く話されますが、法に触れること絶対に無理です。

文責・観自在編集部

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