護摩檀・試験合格祈願・星供

■護摩壇(ごまだん)■

 護摩壇は護摩供を修法(しゅほう)する為の場所です。壇

の中央に火炉(かろ)を設けて、そこで護摩木をお焚(た)

きあげします。

 元々インドでは修法の度に土で作り泥土を塗り重ね、大き

くなるほど功徳(くどく)もあるとされました。そして供養

が終わると崩していました。日本では主に木製で、その都度

作って壊していては大変ですので護摩供の始めに作壇作法を、

終わりに破壇作法をしてそれに代えるようになりました。

 観音院では本堂の内陣に護摩壇を設け護摩供を執行してい

ます。

 観音院の護摩供は毎日三回、休むことなく修法されていま

す。

 前もって護摩木を書いて預けて頂いて毎日続けて拝まれる

継続護摩木に加えて、百八支や二十一支などの特別祈願、夏

は夏越祈願や入試のご祈願も始まります。冬は年越祈願と新

年の家族祈願、開運厄除や厄年厄除、入試合格祈願は受験日

を間近にして日を追うごとに多くなります。

 それからご参拝の方のお願いされる色々なご祈願の護摩木

がお焚きあげされています。

 ですから観音院では普通の護摩壇ではとても間に合いませ

ん。それで以前にもご紹介したように特製の護摩壇が出来た

のです。

■試験合格の合格山■

 皆さんにもう、すっかりお馴染みの観音院の山号「合格山」。

 学校の入試はもちろんですが専門学校、予備校、就職試験、

国家試験、資格試験と色々な試験を受けられる方に年齢、性

別を問わず広く人気があります。

 今年も入試シーズンに入り毎日山のような護摩木が拝(お

が)まれています。護摩木は試験日用に前もって参拝されて

書いて預けられたり、毎日、一日一支ずつ拝まれるように一

ケ月分にあたる三十支をお願いされたり、一支から何支でも、

皆さまのお心のままにお願いして頂けます。本数にかかわら

ず一生懸命拝ませて頂きます。

 参拝(さんぱい)が無理な方も郵送で護摩木をお送り致し

ます。試験に間に合う様に「祈願名・名前・年齢」を書いて

送り返して頂ければ、ご希望の日(試験日)にお焚き上げさ

せて頂きます。

 また、ご自分で書かれるのが無理な方はお寺の方で一支一

支、丁寧に心を込めて書かせて頂きますので遠慮なくお申し

付けください。

 色々な試験の合格祈願がありますが、皆さまに試験合格祈

願書をお書き頂いています。受験生のお名前と年齢、試験名

(学校名・学部・企業名)、受験日、受験番号をご記入下さ

い。現在わからない箇所は後日お電話やFAXでお知らせ下

さい。試験当日にお名前、年齢とともに学校名・学部、受験

番号、企業名のご祈祷(きとう)がして頂けます。

 受験票はコピーをお持ち下されば合格発表の日まで、ご本

尊(ほんぞん)さまの前にお祀りして拝まれます。また、試

験や毎日の勉強に使われる筆記用具、ハンカチやネクタイ、

カバンなどもご祈祷(きとう)して頂けますので受付にお申

し出下さいませ。

■涅槃会(ねはんえ)■

 二月十五日はお釈迦(しゃか)さまがご入滅(にゅうめつ)

された日で、その偉業(いぎょう)を讃(たた)え感謝の祈

りを込めて涅槃会が行われます。

 涅槃会ではクシナガラでのご入滅の様子を描いた涅槃図を

お祀(まつ)りします。観音院では本堂の内陣(ないじん)

の入り口に常にお祀りされていますので何時でもお参りして

頂くことが出来ます。

■星供・星まつり・節分大祭■

 星供は節分の頃にだけ行われるのが普通ですが、観音院で

は一年を通して拝まれることで有名です。

 これは「宿曜経」(すくようきょう)について研究をされ

た法主さまが「本当に運が悪いという人があるときは、毎日

供養すればどのような運の悪い人であっても運命が転換され

て吉祥(きっしょう)となる」とあるのを実践されたことに

始まります。

 観音院では星供は節分に限らず毎日行われていますが、

「星供・星まつり」は星供をされた方(「星カード守り」を

お持ちの方)、これから星供をされる方のお祭りです。

 平成十四年が黒星の方は、二月十一日まで行われる星供・

星まつりで「般若心経ローソク」にお名前を書いてお供えし

ます。

 星供により悪しき者の持つ強い力を善い運勢に転換し吉祥

の星、守護星(しゅごせい)として一年間お守り頂き、良運

の安定と更なる飛躍をお願い致します。

 もちろん、白星(大吉)の方もお供えされて結構です。白

星の強運により実力以上の運が巡り来ますので、調子に乗っ

てやりすぎたり、羽目を外したり、幸運を持つことで周囲と

摩擦があったりしないようにお守り頂きます。

 二月三日(日)「節分大祭」までは毎日、各ご法要の後、

長寿延命・厄難消除の「やくよけ一本うどん」がお施待(せ

ったい)されます。

 一月二十五日から二月三日までは節分の福豆が、ご参拝の

皆さま方にお授けされます。時に福豆のお授けの間中、毎日

毎回お持ち帰りになる方がいらっしゃいますが、折角の縁起

の良い福豆ですので欲張ってはいけません。それに、そんな

に沢山食べるとお腹も痛くなります。期間中、お一人一個ず

つでお願いします。

 二〇〇二年の厄除け、星供がまだの方は早めにお願いして

今年も良き年に致しましょう。

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