護摩木のご祈願と書き方

観音院では、毎日三座のご法要で護摩供を修法しております。
護摩供とは、護摩木という木札に願いを託してお焚き上げして頂き、み佛さまにお伝えして頂く法要です。

護摩木は裏面に、願意、お名前とフリカナ、満年齢を書きます。

願意とはみ佛さまへのお願い事のことです。含意は手書きで書かれても良いし、お寺の方にゴム印が用意してありますので、そちらを押されてもどちらでもかまいません。

郵送の方も、願意の決まっている方には、ゴム印とスタンプ台を護摩木と一緒にお送りいたしますのでお使いください。
ゴム印とスタンプ台は護摩木を返送される時に護摩木と一緒に箱や袋などに入れられてお送りください。

お名前は人によって読み方が色々ありますのでフリカナを付けていただくようにお願いいたします。

護摩木は1支ずつ願意とお名前と年齢を読み上げて丁重にお焚き上げされるので、上手でなくてもかまいませんので、1支ずつ丁寧にお書きください。

お年は今年の誕生日後の満年齢を書きます。観自在九月号の二十一ページの載っている表のお年をお書きください。

観音院では毎年、十二月から新年の厄除を拝みますので、十二月からは翌年のお年をお書きください。

郵送で護摩木をかれる方にお願いなのですが、護摩木は二十一支の一度焚き用(お供え五千円)以上の本数からお送りさせていただいておりますのでご了承くださいませ。

1支や2支でご祈願されたい方もいらっしゃるとは思いますが、それでは護摩木をお送りする際の送料が護摩木料を超えてしまいますので、大変に申し訳ないのですが本数をまとめてご依頼くださいませ。

書かれた護摩木を、その時のお願い事に合わせて数本ずつお手に送られるのはかまいません。

百八支を書かれる方は、沢山の護摩木を書かれるので大変なので、ボールペンではなく油性マジックの極細を使われるとペン先が木目に入らずに書きやすいです。マジックで書かれる方は必ず油性ペンをお使いください。

但し、文字をゆっくりと書かれる方やご祈願者が複数おられて極小さい文字を書かれる方は、護摩木の文字がにじんで読めなくなるのでご使用には向きません。ご自身が大丈夫かどうかは1支書いてみてご判断ください。

■願意■
願意は、ご自分で決めて書かれても良いですし、どのような願意をすれば良いか分からない方は受付でお尋ねください。

難しいお願い事の場合は住職さんにお伺いします。

特にお悩みやご相談がある方は事前に予約をされて住職さんとご相談ください。予約の時間は朝九時、十一時、午後一時です。大体三十分くらいです。

ご相談の結果、ご祈願やご供養が必要になった場合に、護摩木や紙塔婆を書きます。

相談の場合の護摩木はほとんどの場合、一番最初は百八支をお書き頂き、その中から二十一支を祈願達の護摩木として一度に焚きます。残りの八十七支を翌日から一日一支ずつ焚きます。

護摩木は書いた物が無くなる前に次の護摩木を書きにお越しください。

願意には色々と意味があります。

例えば、私、藤井明敬の場合「本尊守護・職場成就・前厄厄除・性格円満」の願意のゴム印を押します。

本尊守護は文字通りご本尊さまのご守護を頂くものです。

職場成就は仕事がとらぶるなく無事に勤められますように。前厄厄除は女性の五十三才の前厄を何事もなく送れるように。・性格円満はよく言う性格が良い悪いではなく、周囲の人々に仲良く円滑にやれるようにという意味です。
ご病気の方で性格円満の願意をお願いされる場合もあります。病状にイライラしたり我慢をしなくてもよいように精神面を支えます。
護摩木は初めてでもお教えさせて頂くのでご安心してお書きください。丁重にお焚き上げ致します。

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