融通無碍、変幻自在 求められるままに……

法主さんは電気のような方だと思います。通電しているか否か分かりませんが、触るとビリッとします。
 電気器具は確かに電力で動いているのですが、電気は見えませんし、重さも計れません。テスターを使うと電気の存在は分かりますが、器具のスイッチを入れないと、電気は来ているか、停電か分かりません。
 普通の電気よりは、静電気に似ていると思います。皆さん静電気を帯びておられますが、自動車のドア等に触れようとするとバチッと放電しますね。
 衣服などを脱ぐとき身体にまとわり付く場合がありますが、照明を消すと放電が見えることがあります。
 皆さんも、法主さんも、何処か電気のようなところがあります。法主さんに霊魂はどのようなものですかとお聞きしましたら「電気に似ているかも」と言っておられました。
 頭脳は巨大なメモリー付き中央演算装置[CPU]みたいなものだろう。壊れやすいから取り扱い注意だ、と言っておられました。キーボードの代わりに五感–、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、皮膚感覚の五つをさす言葉。ただし、これらのうちでも皮膚感覚には圧覚、痛覚、温覚、冷覚などが含まれているし、これらのほかにも平衡覚、筋覚などがあり、数にこだらず色々な感じるものが付いているそうです。
 性能や性格があって電算機のように単純ではない。買い替えが出来ないし、取替えが出来ないバッテリー付きだから、大切にしないと脂肪が付いたり、肥満したり、運が悪いと暴走するし、本当に取り扱い困難だと言われてます。
 電算機と異なるところは、自分で記憶を整理整頓したり、入力されないでも、日常生活で自分で必要なデータを入れたりする性能の良い学習機能が付いている点だそうです。
 法主さんが、私と電算機を比較するのは馬鹿なことだと言われます。
 法主さんは、辛いこと、嫌なこと、気に掛かることは持たないようにされて、無理することを嫌悪されます。
 無理をするのが徹底してお嫌いなのです。借金が嫌いなのは、自分で一方的に忘れることが出来ないからだそうです。契約もお嫌いです。法律的な約束は好まれません。慈悲とか、優しさとか、善意で在りたいと願われます。
 諸行無常について、明日のことも分からないのに、ああする、こうするとの約束、所謂時間を指定した約束はされないようです。十善戒を守って生きるというような考え方の約束は、とても堅固に守られます。
 明日をも知れない身、万一、身体を失うようなことがあっても魂魄をこの世に留めて世のため人のために尽くしたいと考えて日々を送っておられます。
 法主さんが一番困られることは、法主さんから親切を受けた時に、それを周囲に自慢することです。同じような事は皆さんに出来ません。博愛なのです。お喋りはお嫌いです。法主さんのネクタイはもう殆どありません。
 頂いた人には、お会いする時は頂いた物を身につけるようにされています。
 法主さんは頂いた物は大切にされ、とても感謝されていますが、ご自分よりみ仏さまにお供えして下さることを喜ばれます。個人的な欲望は多分、もうお持ちになっておられない様子です。
 私たちも、法主さんご自身も健康を保たれて、もっともっと世のため人のために尽くしたいと考えておられるのだと思います。
 今、法主さんが一番重点を置いておられることは、後継者の養成です。
 僧侶養成講座は人気が高く、法主さんは「聖」と言われるような尊いご法体に出会いたいと願っておられます。
 僧侶を超えて「ひじり」と認定するのは世間です。器[うつは]を面接するため、希望者があると多忙な時間を割いて面談されたり、ご一緒にお食事をされたり大変です。

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