法主さんのご要望や自発性は皆無

法主さんはお洒落と言われることが多いようですが、あれは着こなしが上手なのです。洋服に着られない人です。ご本人に洒落気なんて皆無です。多くは皆さんからのプレゼントですから、派手です、目立つものが多いようです。
 お風呂は朝晩、仕事ですね。他人に不愉快を感じさせない気配りです。
 毎日、頭を剃られるのは大変です。あれは法主さんの好き嫌いです。坊さんの中途半端な有髪を未練と捉えられているようです。
 それでいて、袈裟や法衣は質素です。金襴を好まれません。絹物よりはポリエステルや化繊の安物を好まれます。ポリエステルはシワになり難く、扱い易いのです。シャツも化繊が好みです。
 輪袈裟も数珠も五十年ものです。物を大切にされます。意識せずに自然にそのように行動されます。家具なども丈夫だけで長年使用されます。
 身の回りのものは、全て償却期限を過ぎたもので、簿価は有りません。ご本人も私の簿価は後二十年くらいかな、と言われることがあります。
 とても時間を大切にされ、プライバシーが皆無のように見えますが、常勤監事が相談して時々時間の余裕を作ってさし上げるよう配慮しています。そのような時に参詣された信徒さんとご一緒に映画に行かれます。信徒さんの推薦の映画に限りますが、最近観られた映画は「明日の記憶」「ゴール」「ダ・ビンチ・コード」などです。サッカーとフットボールの区別が付かないと言われてました。

  世の中が悪くなって苦悩の内に
   人を殺すことや不可解な事件続発

 大人が無抵抗な子供を殺す、困った世の中です。テレビのニュースや新聞を見るのが怖いと法主さんは嘆かれてています。不殺生と言う一番基本的な道徳が守られない。悲しい事です。
 法主さんは十善戒そのものですが、不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不綺語、不悪口、不両舌、不慳貪、不瞋恚、不邪見は、守り難く、触れることが多いと日々反省されています。
 本当は不飲酒や不喫煙も加えたいと考えておられるようです。これは不殺生、自分の生命を粗末にする事に該当すると考えておられるようです。
 禁酒は厳重に守っておられるようですが、喫煙については、この号が出るころには喫煙されてないかも知れません。喫煙に対する風潮を苦々しく思っておられました。しかし、禁煙を呼び掛けられたり、禁煙運動には、絶対に同調なされないと思います。
 最近のニュース、経済的事件は不偸盗、不妄語、不綺語、不両舌、不邪見に該当する過ちだと言っておられます。
 イラクには信徒の関係者も行っておられて、とても心配しておられます。
 イスラムの宗派間の闘争について聞いてみましたら、世界史を参考になさいと、言われました。
 映画「ダ・ビンチ・コード」は眠たいだけだったと厳しい評価です。
 宗教、特に仏教についても歴史的には紆余曲折が有ったそうです。過去の事にはあまり興味を持たれない方で、現在の観音院について、いかに在るべきかについて常に考えておられます。
 法主さんは絶大な権力の象徴のように受けとめられていますが、観音院では一切の法律的地位はお持ちで有りません。のみならず、全てを監事に相談され行動されています。金銭の支出や受け取りもご自分でされません。
 信徒さんのお寺ですから当然の事で住職さんも同じ事です。
 一番に心配されているのは閉店された経営者のその後です。空き地が次々と駐車場になることも心配の種です。
 過疎地についても同様に胸を痛めておられます。気象の変化にも敏感な方です。少子高齢化も心配されておられますし、年金や医療の問題も心配されています。
 高層ビルも新幹線の三百キロを越える速度にも、企業の統廃合にも関係する信徒さんが多く心配されています。
 何かが有ると、善悪に関わらず、反面に立つ信徒さんがおられるからです。
 常に気にかかる信徒さんがおられてご縁を大切にされ、膨大なメールの返事を書いておられ、携帯メールもパソコンメールも勤勉に使われます。
 観音院の成長についても、慎重で、目立たないように、かつ世間の動きに連動出来るよう心掛けておられ、団塊の世代の先行きにどのように対応しようかと考えておられます。
 マスコミに対する対応も慎重で世間を騒がすような事は嫌悪しておられます。遵法精神は旺盛で、悪事をなさないように心掛けておられます。
 立場上、利用したい人も多く、誘惑も多いが、金銭的物質的欲望は皆無で、常識を大切にされます。喜怒哀楽から怒哀楽が抜けていて、常に皆さんの幸せを願っておられます。

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