至心の努力と最高の誠意で礼拝し続ける

観音院に先祖供養や水子供養、精霊供養、動物供養などお願いさ
れ、安心された方が本当にたくさんおられます。実際に毎日丁重に
ご法要が営まれていることに安心と信頼がはぐくまれています。

仏の如く優しく

■皆さんは人生に目標や希望、祈願というものをおもちでしょう。
観音院は更に最大の努力で日々の礼拝(らいはい)に勤めています。
 信徒の皆さんから託された供養や祈願について最高の誠意を捧げ
て、祈り続けています。
▼命懸けの法要を永い年月にわたり続けられたのは、全国の信徒の
皆さんからお供え頂いた浄財と、清掃や接待、発送奉仕などのさま
ざまな奉仕活動、出仕して下さる多くの心暖かい在家僧侶の、篤い
信心の力によるものです。
観音院の多くの僧侶は、奉仕で出仕しておられ総数は百八十人を
超えたでしょうか、仕事を持ち、家庭を営み、僧侶として尽くされ
ている立派な人ばかりです。
▼より善い人生を願って一生懸命に拝むことの理由を説明するのが
難しいのは、体験して理解出来ることで、皆さんが御加護頂かれて
実感しておられるわけです。

十善戒の「不殺生」

■「殺生をしない」という戒律について、法主さんから繰り返しう
かがっています。法主さんは単純で、国連決議や憲法に従った行為
でも、人々が殺傷されるなら殺生であると言われます。
 遠くの国の人々が飢え、病に苦しんで医療行為を受けることなく
死んで行くのも殺生だそうです。
 武器の存在を否定しておられます。軍隊の存在も否定しておられ
ます。戦争行為は全部、駄目だと言われます。仏教説話の捨身飼虎
も殺生。自殺も殺生、裁判で死刑になっても殺生。安楽死も殺生。
殺生には善悪無く、全て悪。
▼不殺生については「鈴の法話」でまた教えて頂きます。

寺の職員として

■観音院の職員は日々向上を願って勉強しなくてはなりません。
相当なやる気が無いと勤まらない、誠実さと敬虔さ、勉学と向上心
が世間から要望されます。
▼礼節を保つこと、信徒さまのことを常に案じ、お幸せをお祈りす
る真心が大切です。
▼お寺の職員は、私生活でも多くの信徒さんの目が有るので、常に
慎ましく、きちんとして、気をゆるめることが出来ません。
▼観音院はいかなる意味でも、家族に嫌われ厭(いと)われた人々の
「子捨て場所」でも「姥捨て山」でもありません。
 精一杯の努力で、み仏さまと世間の皆さんにお仕えする立場にあ
る人たちの「研修場所」であり、その心構えを鍛える場所です。
 観音院の修行者や専従者には、自然と世間さまから尊敬され信頼
されるような人になって頂くように勉学し、努力をお願いします。
 寺の専従僧侶や専従職員には、高い士気と高い倫理感が求められ
ます。人生に疲れて、逃げ込むような場所ではありません。癒しの
時期が済むと、社会に復帰していただくのが前提です。

▼僧侶は拝み、祈り、供養することで救済をすることと活動が厳し
く制限されています。

▼金銭を給付したり、事業資金を貸し付けることは戒律に反し、そ
のようなことを行った僧侶は僧籍を剥奪される処分にあいます。
 慈悲を標榜する僧侶が、債鬼に変貌するのを防ぐ意味があります。
 寺の運営資金を役員会に付議せず独断で貸し付けたり、給付する
ことは業務上横領の罪人になることを意味します。
 また、観音院の僧侶職員は割賦で物品を購入することは厳禁され
ています。債鬼に追われて菩提心を失うことを防ぐためです。

十一月は供養の月

 有縁無縁のご供養は施主(お願いした人)に大いなるみ仏さまの
ご加護をもたらすようです。
 祈願は、希望や願望を み仏さまに託して、皆さんの毎日の努力や
善い意志を維持できるように、み仏さまに守護してもらいます。

諸願成就について

■生きて行く上で人はさまざまな願望を持ちます。目標を成し遂げ
た人は、周囲への感謝と運の良さ、神仏の加護をあげられます。

 目標達成を願い続け、神仏のご加護を祈り、親しい人々の幸福を
祈るのは充実した人生です。
▼法主さんと住職さんは祈願される際に、ご依頼された人が目標に
到達された喜びの顔を瞼(まぶた)に描いて祈願されるそうです。
 皆さんもご祈願を立てる時は、目標に到達した喜びを想い描いて、
感謝を思い起こし、集中力を高め、成功をイメージします。

▼成功や成就を祈念して努力することは免疫を高めて、精神的にも
非常に有効な方法です。
 願わぬものを手に入れることは難しいことです。人は挫折し易い
もので、願望を持ち続けることは困難なことです。
「祈願」は願望を維持する有効な手段です。

▼拝んで頭が良くなるわけが無いと言われる人もありますが、般若
心経等を毎日読誦していると本当に賢くなります。
 本は声に出して読み、手で書いて記憶すると能率が良いです。
▼読書百回で、意味は自然に理解出来るそうです。が、最近ではこ
のような努力はしないようですね。
■勉強は納得して、本人の同意があって、段々と面白くなって行く
ものなのですが、同意が無いと、大変な苛めになりかねません。

▼法要も、支援とか参加についての積極性がないと、意義が共感で
きず、苦行と受け止められかねない性質があります。
 積極的に参加することによってのみ、法要の有り難さとか法悦が
感じられ、ご守護やご霊験、願望成就が体験出来ます。
■皆さんも出来るだけ法要に参加されて、法悦を感じ取って下さい。 

今年も後二ケ月

■今年は経済的に難しい年でしたが、これから段々良くなると楽観
的なことを言う人と、もっと厳しくなると悲観的な可能性を説く人
と両方あります。十分に注意して慎重に生きてまいりましょう。
▼観音院は日々、絶えることなく熱い祈りを捧げ、み仏さまにお仕
えしたいと考えています。
 皆さんと苦楽を共にし、開運の祈りを捧げたいと念願します。
必ずや暖かい春がめぐってまいります。忍耐と勇気、創意と慎重さ
をもって乗り切ってまいりましょう。
 年末に掛けて余裕のある資金繰りに今直ぐ取り掛かりましょう。
「備えあれば、憂い無し」という諺はいつの時代でも通用する大切
な考え方です。

タイトルとURLをコピーしました