経験のない豪雨 経験したことがない猛暑

気象が大混乱して香川県ではうどんを打つ水も不自由なそうだ。

広島に原爆が落ちて六十八年が経ちました。当時十二歳の私は、小学校の堀先生と一緒に観音小学校の焼け跡で、お骨を拾っておりました。小さな骨は子ども達、大きな骨は先生達のでしょう。

東観音辺りもすっかり焼野原で、その中には人間の筋肉が燻製のようになって半焼けのお骨もたくさんありました。
それを、お寺に持ち帰り焼け残った木々を積んで焼いて大きな甕(かめ)に入れて寺で日々ご供養の読経をしておりました。一面焼け野原の広島から現在の広島の復興まで色々な事を見聞してきました。

核兵器反対は私にとっては、毎日三度の法要で願い続けてきました。一発の原爆で三十万人の高齢者、若い女性、小学三年生未満の無墓(むこ)の人が虐殺された事は、非常に惨たらしいことです。

お蔭様で観音院は、近代的寺院として復興し、年中無休の三座の法要を行っています。当時約七百所帯の檀家さんにも儀税者が多く、お寺も大打撃を受けました。復興には、大変な苦労をしました。

観音院の須弥壇には、たくさんのお湯呑みが供えられていて、毎日お水をお供えして、「水が欲しい」と言いながら亡くなられた方々の事を偲んでいます。

観音院の信徒さんは、約二十五万所帯を超えました。その理由は、ひとえに三百六十五日年中無休で法要を営んでいることにあります。

永代供養は通常は三十五年くらいですが、観音院は永代という言葉を文字通り永代と考えて法要を執行します。

この考え方は、たくさんの弟子達にも引き継がれており、壇信徒様のご先祖のご供養は、このようにあるべきだと伝えられていきます。

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全てに愛を 光と祈りを 親から子に 子から孫に 読み伝えられる

毎月1日発行 月刊「観自在(かんじざい)」

発行所 観自在社

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いたわり 慈しみ 思い遣り 相手の立場で考える  広島のお寺 観音院(かんのんいん)

広島県広島市の真言宗 観音院 公式ウェブサイト
広島県広島市にあります真言宗の観音院は今から四百年余年の昔、慶長六年(西暦1601年)辛丑(かのとうし)七月十日に、増香上人(ぞうこうしょうにん)といわれるとても偉いお坊さまが開いた由緒あるお寺です。 そして、この地の庄屋であった田頭新蔵により聖観音さまをお祀りする観音堂を寄進されて以来、この辺りを観音村と呼ぶようにな...

〒733-0032 広島県広島市西区東観音町10-2

TEL 082-233-5000

厄年厄除・家内安全・商売繁昌・身体健康・学業成就・安産守護  入学試験合格祈願・家族祈願・交通安全・無事成長・その他悩み事  困り事の相談は駆け込み寺の観音院。  毎日 午前10時・正午12時・午後2時から三座の法要を執行し、皆さまの  御祈願を拝ませて頂きます。

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広島ブログ

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