皆さんが安心できるお寺づくり これがなかなか大変なもの

七月三十日、六月末より本堂前で足場を組んで行っていた防水工事が完了しました。工事期間中はご参拝の方々、自動車をご利用されていた皆様にご不便をおかけしながらも、快くご参拝して下さったことに改めてお礼を申し上げます。

これでしばらくは雨漏りの不安は御座いませんので、皆さん安心してお参り下さいね。

観音院はとりわけ頑丈に建てられてはいるけれども、流石に築何十年となると色々と修繕する箇所が出て来るね。

そろそろ外壁の工事についても考える必要もありそうで、アレが終ったらコレと何だか追われているような気もしてくる。

信徒の皆さんが安心してお参りできるようにしないといけないね。

持ち家に住まれている方なども、毎月少しずつで良いから修繕費用は溜めておくと良い。

台風がやって来る季節でもあるし、そうでなくとも局地的な豪雨で浸水被害などが散見されている。

被害があっても影響が薄いと評価されたら、行政の支援が期待できないと言うのもよく聞く話だね。

保険に入っているからと安心していて「契約内容に入っていない」と言われたら、安心していた分だけガックリ来てしまう。一度読み直しした方が良いかもしれない。

とは言え、私は最近はあまり先々まで心配しないようになっている。数十年先の雨漏り工事など先の事は後を継ぐ木下監事等、次の世代に託して、日々皆さんのご供養やご祈願を一心に拝む事が僧侶の本来の姿ではないかな。

月刊 観自在 平成28年9月号より

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