犬に蒟蒻や葱、玉葱は与えない

 お弟子さんに天然記念物北海道犬協会の関係者の方が居られて、その方のお話によると、愛犬家がすき焼の残りを犬の餌として与えると、運が悪いと、翌朝は糞詰りで、直ちに獣医さんのところに連れて行かないと大変なことになるそうです。すき焼に入れてある糸蒟蒻やら葱や玉葱類が犬にとって良くないのだそうです。葱類やチョコレートは食中毒の元だそうです。
 それで「愛犬家にとっての十善戒」も必用になるから、資料を集めたいと、何冊か本を求められて、読まれてですね–、犬の躾ほども躾けられていない子供が多いと嘆息されていました。
 愛犬家の十善戒は手に余ると言われていました。法主さんも柴犬の血統書付きを飼っておられたことがあるのですが、犬の知識が無く飼っていた事を反省されていました。
「子育て」にも犬の育て方程度の十善戒が欲しいものだと言っておられます。
 よく吠える犬の声帯を摘出して吠えない犬にしてしまう事もあるそうですが、怖い事です。奇声を上げる、耳が痛いほどに泣き叫ぶ子供さんの声帯をとって泣かない子供にする手術をする医師はいません。
 百貨店を走り回る犬はまずいません。食品売り場で動物が吠え続けるのも見たことがありません。
 しかし、欲しい物が買ってもらえないと、座り込んで手足をばたばたして泣く子供さんはよくみます。
 広い場所で走り回る子供さんは珍しくありません。人間の知能は犬よりは優れています。躾けが犬ほどもできていないお子様が多いようです。
 親元を離れて歩き回るお子様は非常に危険ですね。親の付近にじっとしていることができないお子様です。道路に急に飛び出して事故にあったら責任は車の運転者の前方不注意ですが、その背景に躾けの問題が潜んでいるとしたら、子供たちの安全のためにも多くの考えるべき事があります。
 躾と体罰は付き物と考えている人がいますが、間違いです。犬の躾けをするために、叩くなんて書いてある本はありません。蹴ったり殴ったりは虐待そのもので、悪い犬をつくるだけです。
 いけない事をした時に注意を喚起するために強く抱きしめるとか、鼻先を指で撥ねるくらいです。
 愛犬家の十善戒よりは「子育ての十善戒」の作成の方が先かも知れません。
 最近の相談で法主さんが深刻に受け止めておられるのは性行為の低年齢化です。小学生の高学年や中学生の低学年の不純異性交遊、結果としての妊娠などです。大変に深刻なのは、乱交のような不特定多数の性行為です。処女を上げますなんて申し出は珍しくありません。法主さんの困惑はさておいて、同級生の中で処女を恥ずかしいと思うような雰囲気があるのでしょう。
 こんな相談には「ご両親と相談してから、良いと言われたら」考えると、返事しておられます。
 時に、女性を産婦人科などに診療に連れて行かれて、性病が蔓延している事をよくご存知で、法主さんは賢明です。相談は多岐にわたり、常に模範的な正解を用意しておられます。
 お弟子さんにも「模範的正解」で対応することを好まれ、質問される前に正解を教えておられます。

■口呼吸は困った習慣です、鼻呼吸に躾けたいものです。鼻腔に疾病が無い限り鼻で呼吸する習慣、できなければ耳鼻科で検診を受けましょう。
 口をあけて空を見上げていると尋常ではありません。誤解も生じます。口呼吸は風邪も引き易いと思われます。
 口呼吸をする人は僧侶に向きません。読経も精神集中も無理な事です。気楽にしている時に自然と口が開き、口呼吸をしていると誤解を受ける事がありますから注意して下さい。ものを食べる時に口音をペチャペチャと立てるのは厳禁です。良くない習慣です。
 口をあけて日常を過ごす、真っ直ぐに並べない。最近の子供達の傾向で、大変に心配なことです。

■イラクに派遣された自衛隊の今後、米軍基地の再編成。日本と近隣諸国の外交関係も心配なことです。
 総理大臣の十善戒や大統領に差し上げる十善戒も必要かも知れない。これらは法主さんだけでは無理ですので、お弟子が皆さんで協力して、作成し、出版したいと話しておられました。
 一番必用なのは僧侶の十善戒かも知れません。お弟子さんが昨年末に雪中を四国遍路に出かけられ、深い雪をかき分けて参詣された札所で手酷い応対を受けられ、愚痴を聞かれ、それも、修行の内と言われてましたが、極寒の中を参詣して来た信徒さんに、温かいお茶の一杯も出さず、つっ慳貪な対応をされたところがあったのです。こんな話を聞くにつけても、観音院の運営改善参考資料となります。

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