燈籠供養と燈籠奉納について

【寅さん】 観音院で、十月の大事な行事と言えば、燈籠供養・萬燈会ですね。

【住職】 今年は十月十四日の午後一時からと、十八日の午前十一時からの二回、行うよ。

【寅さん】 燈籠を奉納されている方のための特別法要だから、その方達に往復ハガキでご案内が届くんですよね。

【住職】 その通り。法要の後で、燈籠供養のお知らせハガキと引き替えにお供物をお授けするから、忘れずに持ってきていただきたいね。

【寅さん】 昨年からは、灯篭を奉納していないけど燈籠供養の法要に出席したい人は、当日に般若心経ローソクをお供えすれば出席できることになりましたよね。だけど、ハガキでのご案内やお供物のお授けはないから、燈籠供養について知りた人も沢山いると思いますよ。

【住職】 それじゃ、少し説明しようか。

【寅さん】 少しと言わず、しっかり教えてください。観音院で法要に会う度に燈籠の明かりがきれいだなあと思っていますが、知り合いに訊かれても詳しいことを説明できないんでちょっと困っていたんです。

【住職】 み佛さまにお参りするとき、明かりやお線香、お花などをお供えするけど、明かりはご供養の中で、最もみ佛さまが喜ばれる勝れたものとされているんだよ。
この明かりを入れて永く輝きを保つお燈籠をお供えするのは、み佛さまを永代にご供養することにつながるわけだ。

観音院では、奉納の時に燈籠に込められたお願い事がかないますように、僧侶一同が日々の法要でご祈念させていただいているんだよ。

【寅さん】 そうだったのか。改めて聞くと、燈籠奉納は本当にありがたいご供養なんですね。

【住職】 そうだね。皆さんのお願いがかなうように、毎日丁重に法要を執行しているよ。皆さんにお寺が安心できるところだと思ってもらえたら、良いね。

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