災難は善悪を問わず平等に降り掛かる

芸予地震は怖かった。この場所でこんなに揺れるのなら震源地は大変なことだと思った。最近の日本は地震に目覚めたようだ。私は身辺に発電式のラジオ、丈夫な運動靴、ゴム引きの手袋、バール等を常備しているが、役に立たなくて幸いだと思った。

災害に対して日常から気をつけて職員には防火管理者・衛生管理者の資格を取らせたり、箪笥などは金具で固定したりしているが、寺には吊り物の佛具が多く、この管理は大きな課題になりそうだ。

常夜灯は十基あるが全部倒れた何やかやでざっと二百万円の損害。

左手で子供が産まれましたと、名前の相談。右手には家族が交通事故で亡くなったという電話。日常のことだが、喜びや哀しみを一緒にしていると、日々の感情のコントロールが難しい。

選挙も複雑だ。同一地区で複数の当選祈願を受けることがあるが、心中は複雑でみ佛さまにお任せ。

構造改革にせまられ、待ったなしの不良債権処理。物価の下落が続くデフレスパイラルの様相。新しく登場する企業と退出する企業と判断の難しい非情なことになりそう、実質上の零金利、通貨の供給を増やす調整インフレの劇薬が上手く効けば良いのだが。

自民党の総裁選前倒しが退陣宣言とは良く分からぬが、どなたが総理になられても日本経済の先行きに見通しなどは立たない。

長野県の田中知事に続いて千葉県の堂本知事の誕生。参議院選挙もこのようになるとも思えぬが、新しい登場と退出する人たちもあり深刻な展開になりそうだ。

今年は買い物をしないで質実を旨として生きて行く。

毎日のように仕事や就職の相談を受けるが、企業の整理は想像以上の速度でなされている。一般企業であれば苛めをするような管理職は想像し難いが、公務員で人事権を有する人と合わないと大変だ。

その人が定年になるまで苛め抜かれることになる。公務員の上司評価の仕組みができないものだろうか。

タイトルとURLをコピーしました