法主さんは「喜怒哀楽」から「怒哀」が無い

人間ば誰でも喜怒哀楽があります。ところが法主さんには怒哀が抜け落ちておられるように思います。
 もしかすると喜楽も無い。そうすると喜怒哀楽が全部無いことになりますが、全てのことを「快」に変える力をお持ちかも知れない、と不思議に思うことがあります。
 欲望が無いと、何を得られても喜ぶ感情は起きません、目的の有無も不明で、達成感も有りようが有りません。
 怒られることは皆無です、思うように物事はならない、それだけです。
 物が壊れるのは自然の理、生有る者は必ず没する、言われる通りです。
 楽有れば苦有り、苦有れば楽有りとは本当ですね。喧嘩や裁判は毛嫌いされていると思います。ご自分の善悪に関わらず、裁判等の手続きに巻き込まれるのが堪らなく嫌なのだそうです。
 禁錮なんて十年で何でも無いと言われるのですから凄い精神力です。
 何もせず、何処にも行かず、座ったままで何も考えずに、過ごせるらしいのです。時間をとても大切になさるのに、理解が困難な事です。
 法主さんご自身の喜怒哀楽は感じられませんが、信徒さんの皆さんの喜怒哀楽には敏感に同調されます。
 とても涙もろく、信徒さんの不幸に遭遇されると、目に一杯涙をためて、ハンカチでぬぐい切れないくらい心を痛めておられます。

 人の心は複雑なもので、泣いて話す人に同調して、涙して相談に乗ると、悲しみを増幅する方向に動きます。
 病名や余命を告知する医師が涙して話された事を聞きません。
 相談に来られた人が泣かれると相談になりません。涙は人の心を混乱させ事実を的確に説明出来ないのです。
 怒る感覚は、お持ちでありません。怒るのは、理由が分からないからです。新幹線が三時間や四時間止まったからといって、感情は動かないでしょう。
 物事や相手を思うようにしたいとは毛頭考えておられません。相手の立場に立とうとすれば、怒るより同情されることが多いようです。
 所属する政党や宗教、前歴、世評などで、壁を作られないので多種多様の人々と交際され、尊敬されています。

 唯一好まれないのは、不潔な人です。ご本人が綺麗好きなので、価格の高い物でもなくても大丈夫ですが垢がついてない服装、少なくとも前日に風呂に入っていることは望ましいですね。
 匂いに敏感なかたです。口臭が有る人は、口内の治療や胃腸の様子などを治療された方が良いと思います。大蒜臭[にんにくの臭い]にも弱いようです。最近は良い防臭薬が有りますので利用されると良いでしょう。
 法主さんはシャネルのエゴイストやブルガリのエクストレーム、資生堂のスズロなどの香料を常用されています。
 風呂上りには水虫治療薬を薄めて、足指を拭われますが二十四時間は足から臭いが立ちません。最近はデオドラントの良い物が、沢山売られています。
 トイレでは、ああ良い気持ちだと上を向いて小便される人を好まれません。最初から最後まで小便壺を見て、最後は振るのでは無くて、尿道の根元から先に向いて尿を絞り出し、便器の周りを汚さない人が好みです。
 刺身を食べる時はワサビを醤油皿に溶かず、必要量を少しづつ取って食べると、ワサビの新鮮さも甘さも良く分かり、醤油皿も綺麗です。
 食事の際に口音を立てる、ピチャピチャと食べると注意されます。唇を閉じて噛むことで解決されます。食べ物テレビで口に食べ物を入れて喋るアナウンサーの番組は二度と見られません。

 法主さんは七月三十日に満七十一歳になられました。お身体は健康そのもので悪いところはありません。
 直近ではビデオカメラのDⅤD-RWを求められて二、三日は熱心に見て居られましたが、飽きっぽいのですね、そのまま放置しておられます。
 本を読んだり、ネットで検索したり、瞑想されたり、好奇心が大ということでは説明が出来ません。物知りの水準では無くて、職人並に会得されます。大変なのはお世話する職員です、知識があるような態度を取ると窘(たしな)められます。どんな事が起きようと、慌てず騒がず、顔色が変わりません。
 日常を快適に過ごして頂きたいと、好物は、趣味は、嗜好は、と探しているのですが、さっぱり分かりません。何を差し上げても不平不満拒否が無いので、食事、衣服など、周囲が、多分という推定で、用意させて頂いています。
 何かをご要望される事は全く有りません。正しく言えば何も知らないのと同じです。どのような環境にも淡々と適応され、微笑みで過ごされています。
 いろいろ想像しても、理解を超えた不思議さと真面目さです。

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