法主さんは身辺整理、不要なものを処分される

法主さんは本来、所有欲の無い方ですが、それでも月日と共に身辺に色々な物が蓄積されます。
 物を大切にされる方ですから、ゴミとまでは言えないまでも、期限切れの薬品類とか、古い切り抜きとか、大切に使われていた万年筆や文具などだけでも山のようです。
 最近のことですが、法主さんを大切にしているような革張りの何処かの社長さんの座られるような大椅子があったのですが、どこかで三千円くらいの背もたれの無い小さな座具のような椅子を求められて、変更されました。
 脛[すね]と腰で身体を支える様式で何とも貧弱なものです。椅子に座られる時は、従来も後の背もたれにすがられることは有りませんでしたので、これで良いのだろうかと考えています。
 それにしても良く勉強する感じの子供さんのようで可笑しいですね。
 執務机の上にはディスプレイが二つ、キーボードが二枚、タブレットが二枚とOCR機能が付いたスキャナが一台置いてあります。
 右側にMacのG5、イラストレータとフォトショップの最新バージョンに、オフィスが搭載してあります。デュアルCPUとかで、一度に五つの命令が実行できるそうです。
 もう一台はWINのXP/VAIOで、両方とも床に置いてあります。地震でもあってパソコンの本体が落ちて来るのが怖いのだそうです。

 法主さんの応接にスウェーデン製の大きな皮製の応接椅子四脚、大理石の美しい応接机が揃いで大小ありますが、これを処分されたいのだそうです。
 その後に、細長い楕円形の机と事務椅子十五脚を置いて会議が出来るようになさりたいらしいのです。
 どなたか、新しい会議用円卓と椅子十五脚と交換して下さる方は無いだろうかと言っておられました。
 香薬師と阿修羅、阿弥陀さまがお祀りしてありますので、祭日には椅子を円卓の下に入れて、順番に回られればお参りにも便利になります。どなたか面倒を見て上げて下さらないでしょうか。
 此処で、責任役員会や監事会などを開催されたいのだそうです。
 今の見事な応接セットは売れば二束三文ですが、収まるところへ設置される美しく光ると想像します。
 まあ、これは法主さんの希望に過ぎませんが、役員会を活性化する計画ですから良いことで、廃棄購入も考えられます。廃棄の場合は信徒さんに無償でお譲りすることになりますね。
 このようなものが寺には色々有ります。見直しは大切です。
 法主さんは物持ちが良いですから、大変です、お子様時代の物も有ります。
 法主さんは、高さ百二十糎横百十糎の小さな箪笥を持っておられて、日常必用なものはこの中に、衣紋掛け一本に洋服など、部屋にはテレビとラジオとCDプレーヤー、電話が二本、携帯電話は二台、お持ちです。それ以外にヤフーの直通電話があります。
 ビデオは原則見られません。必用な物は自室に持ち込まれないよう努力されています。
 「時間」は、とても大切にされて、信徒さんの苦悩をご自分のこととして苦悩され、常に信徒さんの幸せを願われて余分はありません。
 法主さんが、名前や顔、願い事等を記憶されている人は約二十万人。大変な記憶力です。記憶力と言うより心配されて、幸せを願われて刻み込まれたのです。ご自分の事を考えられる余裕は有りません。他人事即ご自分の事です。全部がご自分のことなのです。

 このままでは気持ちが休まることもできません。信徒さんとの交際で繁華街にも出かけられますが、その店毎に法主さんの担当ができます。
 何を思われたのか、最近全部の店の担当を替えてしまわれました。整理整理と言われる法主さんですが、これは違うことかも知れません。そのように思っていたのですが、担当者との間に情が生ずるのを防がれたのだそうです。
 信徒さんとは交際はするが、友人も親族も不必要、徹底した考え方です。
 全てが寺のため、信徒さんのための行動でプライベートは皆無です。それ以外の行動思考は一切ありません。
 寺の機能に不必要なものは法主さんにも不必要です。法主さんには自己主張がありません。清潔とか、寺を維持することとか、信徒さんを大切にすること以外何も求められません。
 法主さんの生活は健康的とは言えません。信徒さんの要望に最大限応じられます。睡眠時間、食事など、これは滅茶苦茶です。しかも死ぬことが全く怖く無い方ですから、お世話をする者が口を出しようがありません。
 それでいて、何処も痛いところが無い、健康に恵まれておられるようです。きっと、み仏さまは法主さまを加護されていると思ったりしています。

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