法主さんは健康そのもの、とてもお元気です

年齢不詳ではありませんが、四十歳前後の日常です。月に二、三度くらいは出張されています。信徒さんと良く出歩かれるようになりました。
 いくら出歩かれても公序良俗そのものですから、心配はしていません。
 昭和八年生まれですから、今年で満七十一歳になられます。
 アルコールは一滴も飲めません。でも信徒さんからお誘いを受けると何処にでも出かけられます。
 法主さんと言うより親子兄弟、親族のようなお付き合いが多いようです。過ぎたことは、余程のことで無い限り、綺麗に忘れられます。
 夜は九時就寝が原則でしたが、最近は、寝たい時に寝られ、起きたい時に起きて、全てが公人で、私人の部分がありませんので、周囲があれこれ指図したり文句を言う必要は、全く無いと考えています。
 身に余る物は食べられませんし、身に余る物は受けられません。
 完全に自由自在になさっておられ、優しくて柔軟、好き嫌いがありません。
 身体は極めて健康、頭痛は皆無、丸い頭に小さなコブがあって、あれが本当の頭で中に梅干くらいの脳みそがあるそうです。その他は空だそうです。痛いところが何処にも無い。食べ過ぎ飲み過ぎは、絶対されません。
 ご本人は、痛くないものは有ることを自覚できない、と言われる。
 躓(つまづ)けば足がある、重い物を持てば腰がある、食い過ぎれば胃がある、何も無いのが一番快適と、常人には理解できない理屈を捏ねられていて、周囲の凡人には扱いきれません。
 出かけられる時は、下着から全て着替えられ、頭を剃られます。良い匂いがするのは、正体はシャネルのココかプラチナムのようです。
 帰られると、明治のイソジンガーグルで嗽、丁寧な手洗い洗面は習慣です。
 風呂は三十九度、固形石鹸がお好みです。出られる時には足指や脇などに水虫薬を薄めてスプレー。二十四時間臭わないそうです。爪は殆ど毎日手入れされ、表ピンク色紙で凹凸を取り、裏黄色の紙でピカピカに磨かれます。
 眼鏡はお出かけ前にガラス面に食器用洗剤を微量裏表に垂らされて真ん中から外に延ばして水洗い、水洗いして水滴を切り着用されています。
 清潔好きで、ポケットにはアルコールか、除菌剤入りのティッシュを持たれています。使い捨てのビニール手袋もお持ちですが、これは何処でも掃除される癖があるからです。
 医師の診断を受けられることは二ヶ月に一度、血液検査値に敏感で、色々と思いつかれると腫瘍マーカーの検査を依頼されます。結果は医師任せ、何かあれば医師が連絡くだされるはずと、敏感なようで結果を気にされません。
 出物腫れ物は即座に医師に、排泄物は自分で検査紙を持っておられて平常値でないと直ぐ医師に相談、便秘などは一日でも我慢されません。目も良いようです。日常生活で眼鏡は必要ありません。読書も新聞も眼鏡不要です。
 顕微鏡は千倍の物が有り、拡大鏡もニコンの良い物を二つ、両眼で見れる物もお持ちです。耳の穴をファイバーグラスで見ながら耳垢を取る耳掃除器もお持ちです。
 食べ物は薄味で、何でも大丈夫、時にインスタントラーメンもご自分で作られて食べられます。普通と違う所は調味料を半部捨てられます。食べた後スチロールの食器が綺麗に洗ってあり、真ん中に残された調味料があります。
 小食です。意識的に絶食されることもあります。若しかすると体重を毎日計っておられますので調整でしょうか。
 とても気が長い方で、急いで物事をなされません。周囲の人にも指導するよりは、成長を待たれる方向です。
 腹を立てるのは原因を調べてから、多くのことには理由があって、立腹するほどの事柄は無いそうです。むしろ気の毒に思うことが多いそうです。
 強要とか脅迫には大変に強い方で、不条理な押し付けなどに屈されることは見たことがありません。お坊さんには、しばしば「おねだり」や「慈悲の強要」があるのです。
 万一交通事故などを起こした際には届け出た時から楽になると言われます。
 感受性が強く、気にかける人の痛みを感じる不思議な能力をお持ちです。
 相手の立場で考えることを超えて、痛みや苦悩を共有される、ご自分のこととして、切実に、み仏さまに供養し祈願されています。
 法主さんは執着されるものが一切ありません。主として観音院に居て、み仏さまと一緒に暮らしておられます。
 執着しないと言うことは、観音院に対しても、ご自分の生死についても、全てのものに支配の概念がありません。
 強いて執着を探せば、時です。腕にしておられる時計はシチズンの電波計で電池は光充電、チタン製で約束の時間を守るためです。

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