正月、五月、九月は正五九(しょうごく) 身を慎んで大きな悪いことが起きないよう

正月、五月、九月は正五九(しょうごく) 身を慎んで大きな悪いことが起きないよう

【寅さん】 暑いですな、院家さん。

【院家さん】 気候が段々おかしくなっているな。日本の真上は台風の通路になっている。昔から正五九は忌むべき月として、災厄をはらうたるに神仏に参詣したものだ。

【寅さん】 正五九には何か悪いことが起きそうか?

【院家さん】 運が悪いと庭に飛行機や乗用車などが飛び込んでくる。激しく燃えて死人が出たりするので、油断できない。

【寅さん】 運が良ければ大丈夫かな。

【院家さん】 そうだな。寅さんは、良く寺に参っておられるから大丈夫だろう。

【寅さん】 文明が発達して、人が飛行機を運転したり車に乗ったりするので、こんなことになるのかな。

【院家さん】 文明の発達と言えば、核の利用だな。事故が起きれば周辺の市町村は支離滅裂になる。核の利用は平和的、軍事的にも人間がここまで知らなくても良かったことだ。

【寅さん】 遺伝子の編集なんてテレビで見たが、あれも人間が知らなくても良い知識のうちに入るのかな。

【院家さん】 凄いことは全部倫理的な問題を孕んで居るな。画期的な技術で病気が治せるようになったりするよりは、寿命が来たら終わるのが良い。

【寅さん】 もしかしたら、異常気象は人間のしたことかな。

【院家さん】 人間が膨大な熱を使って二酸化炭素を出しすぎた。永久凍土が溶けだし、氷河が崩れ落ちて海面が上がる。

【寅さん】 日本中が毎日三十五度くらいの猛暑になっている。この寺は二十七度で本当に過ごしやすい。

【院家さん】 少子高齢化は進み、生まれてから死ぬまでのバランスが崩れた。このままで行くと、何か大事が起きる。

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