桜咲いて舞い上がらない 四月は人の生涯に関わる変事有り

三月末に入学が決定した人、就職が決定した人、転勤が告げられた人は希望に燃えて頑張ってもらわなくてはなりません。いずれも新しい人間関係の中に入るわけですから自分が思ったような環境やら、物足りない環境やら、激烈な環境も有る筈です。

思うようにならないとそれを乗り越える人と、漠然と受け止める人と、もう駄目だと思う人と色々有ります。ここから先は本人の努力と精励と順応性に依るところが大きいですね。上手く合わないと四月の末に一年で一番長い連休に差し掛かります。

この時にもう出るのは嫌だとか、進路を変更しようとか職場を変えようとかの決心をする事が有ります。一ヶ月やそこらで環境を判断するのは早とちりです。連休が明けて良い人に出会ったり、引き立てられたり、環境が好きになったり、という事も良くあります。

褒められるとその環境が好きになり、天が与えた環境と思って受け入れられる事が沢山有ります。

一方で進学や転勤先が思うようにならなかったとしても、期待に沿わなかったとしても自分の決めた進路に向けて来年を期してコツコツと努力しなくてはなりませんが、これまた連休中にアルバイトでもしてみようかという気になったり、怠惰な生活が身について連休を機会としてまるで人間が変わったようになり、本来思っていた生活では変えられないような日常を送ることも有ります。

これらの事は保護者や配偶者の注意によって逃れられるものが多いようです。

将来人間は必ず大きな毀誉褒貶に突き当たる事が有ります。それを乗り越えてこそ、一人前の人間が出来ると言えるでしょう。初心を忘れるべからずです。

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