来年の干支は辛巳、景気も少しは回復する

巳年(みどし)は俗に蛇、昔から巳年に生まれた子供は福をもたらすと言われてきた。巳年は景気も少しは良くなるとも伝えられている。十干十二支は典型的な運命循環論だが、景気の循環も、そのようになることが多い。良ければ悪くなる、悪ければ良くなる。物事は決して同じ常態で続くことは無く、移ろい変化して行くものだ。

観音院に祭られている「万倍稲荷」さんは、大変に人気があって、信ずるひとが「世のため人のために尽くしますので、福を下さい」と願うと、福徳智恵を万倍にして下さると伝えられ、早朝や夜中などに日参される人も多い。ご本地は宇賀神(うかじん)さまで、本来は五穀豊穣とか豊漁の神さまだが、現代では経済的な幸運とか、才能の発揮を願う対象ともなられた。伝説によると、弘法大師が江ノ島で修法中、海中より得られて祭られたものが紆余曲折があって観音院に来られたとある。

昔のことはさておいて、最近では正月前後には赤いだるまさん、夏には白だるまさんが祈願する人に授けられ、紅白が揃うと満願が成就するとも伝えられ、とにかく縁起の良い神さまだ。

不況とリストラの吹き荒れた世紀末には何とも頼もしい神さまで、証券会社や銀行やら、商売をなさる方々には全て差し上げたい。

来年は良い年になって欲しいものです。厄除け招福のご霊験が広く示されて欲しいものです。

「全てに愛を光と祈り」が観音院のキャッチフレーズです。この言葉が実現されるよう、渾身の力を込めてご祈願と供養をして参りたいと法主さんと打ち合わせて準備を進めています。

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