来世もこの地球上にあるとしたら楽だ

西方十万億土に極楽浄土があるそうです。磁石もGPSも無かった頃には、太陽の沈む方向に行けば、極楽浄土がある。相当に遠くだったのでしょう。女性は五障三従の立場だから極楽に往けない、ある意味では女性差別の佛教ですが、女性が男性に変身して極楽に逝けるのは詭弁ではないでしょうか、
 現代のように週休二日制と祝日休暇で年間百数十日も休日があったりして、交通至便に美味い食べ物、これで戦争や経済格差が無かったら、今日ただ今が極楽。そのうえ何を好んで男性ばかりの極楽へ往生したいかと考えるのは当然の疑問。死んだら、この地球の上に生まれて来ます。これを輪廻転生と言います。人々が三界六道を流転すると言うのは壮大な妄想、死んだら霊魂も死ぬは無神論者の妄想。どれが一番死に易いかは選択の時代。彼岸やお盆に僧侶の法話を聞いたり読経に会えば、自らの人格を高め、心が柔和になり、この世に転生しているご先祖が幸せになれるとは良い風習です。
観自在編集部

女性は五障三従の身では無い
男女とも平等に輪廻転生する

 五障とは五つのものになれないという教え。梵天王、帝釈天、魔王、転輪王と佛身に成りえない。三従とは家では父に従い、嫁しては夫に従い、老いては子に従うということです。阿呆な。そんなことを信ずる女性は居ません。

 佛教の女性差別は今の世ではナンセンスです、男子に成ってまで極楽往生を願うような女性はおられません。

 生まれ変わるとしたらという問いにも女性と答えられる人が多い。女性の自立は進み、権力も成功も得ることのできる現代社会。

 科学も進歩しましたが、天文学者も天国は見つけられず、地質学者も地獄は見つけられません。大昔のインドの支配者構造なんて無意味ですし、現代では女性の社長や政治家なんて普通。

 観音院には沢山の女性の弟子がいます。世襲制ではありませんので、将来は二分の一の確率で尼僧さんが住職になる可能性があります。

 関東担当の責任者は、観敬院住職の舞草浄寛僧正は持戒堅固な聖僧です。

 各地に十善の教えを学び、世のため人のために尽くしたいと誓願した僧侶が修行し育ちつつあります。

 地獄極楽は、私(法主)自身が体験しています。六十二年前に広島に原爆が落ちました。寺は完全焼失し、祖父は火傷が原因で死亡、弟一人は行方不明でお骨の一片もありません。

 多くの檀家信徒が死亡または行方不明です。焼け跡に三間四面のトタン屋根のバラックでした。随所に水道水が噴出し、瓦の下には白骨がありました。

 中には焼けないで干し肉のような筋肉が付いた骸骨もありました。

 食べる物なんか何もありませんでした。妹が死亡し、親と協力して木切れを集めて火葬にしました。

 電気の復旧はずっと後のことです。放射能の影響でしょうか、家族全員が下痢が続きました。

 寺の焼け跡から瀬戸内海が見えました。広島駅が機能を一部回復して、列車が広島に到着、発車する拡声器の音が聞こえていました。

 一面焼け野原、焼け跡闇市を経験して今日があります。即死者二十万人、怪我人は多数。周辺の山かげなどで熱線を逃れて、火事にならないまでも、衝撃波で多くは壊れていました。

 これは地獄の様相を描いてあまりがあります。医療機関も医薬品もありません。何も無い。生きて行く最低の食糧も無い、生えていた草も食べました。

 平成の今は、鉄筋コンクリートの、冷暖房完備の寺に部屋を与えられています。極楽ですね。

 一方ではイラクの内戦状態は地獄です。相当前の話ですが、中国からアフガニスタン、パキスタンを経てイランやイラクにも行きました。ヨーロッパにも行きましたが、諸国に、戦争の跡が残っていました。

 この夏も豪雨の被害が出ましたが、地震や豪雨などの被災地はまだ大変だと思います。全国から多くの義捐金や救援物資が寄せられています。一日も早く復旧がなされますように、災害対策が進むように願います。

先の参議院選挙では民主党が圧勝してます。三十日の衆議院でも民主党が圧勝するかも知れないような風向きです。そうなれば「ねじれ国会」と言う問題は解決するかも知れませんが、政権が交代すると言うことは大変な出来事です。外国では独裁者による軍事政変があって、民主主義が壊れた例もありますね。反対に独裁政権が崩壊した例も有りますが多くは反体制派の血が流れています。そのような意味では日本の政変は、ある意味では国民は切実では有りません。この度の選挙で死を覚悟している人はいないと思います。

 マニフェスト選挙と言われていますが、よくよく吟味して、慎重な投票行動を。投票行為は皆さん一人ひとりと政党の契約を意味することになります。皆さんの総意で次の政権担当者が決まるのですから。
観自在編集部

麻生総理は叩かれ過ぎで
何だか気の毒でたまらない

 麻生さんの場合は舌禍というより、落ち目の自民党を引き継いで、それから物事が悪い方へ悪い方へと転がってる感じで、とても運が悪いですね。

 気の毒と言うしか言葉が有りません、気象も異常なら、政局も異常事態ですね。あまり感じが良くありません。

 偉い人が落ち目になった時に、足を引っ張ることは反撃も無く楽しいかも知れませんが卑しい傾向です。

 「出るくいは打たれる」という言葉もよく聞きますね。県民性と言うより国民性かも知れません。

 これが酷くなると、誹謗中傷にまで発展します。

 小さな言葉尻を捕らえてあれこれ言うより全体を見てあげたいものです。

 次の総理になる人は大変です。経済と言う妖怪と戦わなくてはなりません。

 国民年金も厚生年金も大変な赤字、国民の老後は幻になるかも知れません。

 アイスランドは金融立国を目指して破綻しました。アメリカの金融資本主義も破綻していると言われます。

 日本は、零細中小企業にせよ実業が多くあります。しかしながら、大きなところでは、世界の傾向に流されがちのようです。

 景気が底を打ったような気がするとも言われてますが相手は妖怪です。どのように変化するか見当が付きません。

 このような危機的状態の中で政権を担当することは、綱渡りで向こう側に付くか、足を踏み外すか、予想が付きません。火中の栗をひろうと言うことになりそうな感じがします。

 民主党を押し上げている風は地方の首長選挙や県議会、市町村議会選挙にも影響していて、自民党の議員さんたちにも嫌な感じになっています。

 マニフェストが夢を語って良いものなら、理解できますが、現実味の方は自民党にあるような気がします。

 道州制は経済格差がつくと思います。
東京一極集中の中で、どのようにしてバランスを取るのか分かりません。

 選挙の結果は多くの悲喜劇を生むと思います。選挙は当選して価値があり、落選されると、支持者は消え去ると思います。当人は強い人間不信に陥られると思います。年齢によっては再起が難しくなります。

 私たちも政変には慣れていません。いたる所で齟齬を来たすと思います。

 風とか雰囲気で、投票行動を取ると大変な世の中になるかも知れません。

 よくよく検討して責任ある行動を取りたいものです。

 三十一日にはどのような結果が出るのでしょうか、とても心配です。

 政治家を選ぶのも政党を選ぶのも有権者の責任です。後日になって悔やむようなことが有りませんように。

 自民党のマニフェストと民主党のマニフェストを比較して見ましたが、これがまた大変な分量で、乗せるハカリが有りません。

 詳細に比較できませんが、大分相違があるように思いました。

 どちらも日本という少子高齢化社会と膨大な財政赤字という前提を基にしていますから、際立って相違するとも思えません。

 民主党の成人年齢十八歳引き下げは当然のことです。衆議院比例議席定数を八十議席削減も良いですね。

 自民党の非効率な特別会計や特定財源制度について、事業のあり方や経営形態の議論と合わせ、聖域なく抜本的に見直すも当然のことです。

 財政再建について自民党は次世代に負担を先送りせず、将来の大増税への不安を無くすため二〇一〇年代初頭にプライマリーバランス(国債費や公債金収入を除いた財政収支)の黒字化を実現する。民主党の経済再生を軌道に乗せつつ、後世代に過大なツケを残さず、持続可能な財政を創るために、平成十七年夏(平成十八年度予算編成開始)までに、十年~十五年をめどとして実質的な借金増をストップさせることをめざした「財政再建プラン」を策定する。などと記されています。

 自民党はどうやって黒字化実現するのか、民主党はどうして借金増ストップするのか、示していません。

 皆さんも、マニフェスト良く読んで投票に反映下さい。難しいですね。

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