日常は慎重に、話すときは正直に

公明正大で清廉潔白な人が望ましいですね。
 他人の欠点を指摘できるのは、完全無欠の人でなくてはなりませ
ん。他人に石を投げつける資格のある人は先ずおられません。
 子供を躾けるにしても、躾ける資格が有るかと考えると深刻です。

 最近の政界の様相を見ていると、石の投げ合いみたいなところが
あります。
 中でも社民党の女性議員の質疑には胸がスカッとするような清新
なものがありました。
 ところが、秘書給与に関して手続きのミスがあって所属する政党
はもちろん、政界からも追放されかねない状況で、マスコミも連日
この問題で賑わされています。
 記者会見で自己弁護した内容が事実に反していたのです。

 この問題は政治家のことですが、実は全ての人が個人秘を持ちな
がらも、いつ法律に触れるかも知れないという危険性の中で生きて
いることを示しています。
 お役所からしばしば問い合わせや届出の書類が届けられますが、
誠実に対応する必要があります。
 宗教法人も所轄官庁や税務署などに届出義務があります。社会保
険や労働保険など、怠れば罰則を伴うものもあります。
 自動車を運転する人などは万一事故を起こした際には届出義務が
あり、軽い事故だと、なあなあで、双方が届出を怠り、後に莫大な
賠償などを要求された話も聞きます。

 日常から慎重に過し、法律を守り、説明責任は正直に果たすこと
が大切になります。
 隠し事が無いと日常が楽に過せます。観音院が運営を信徒さんの
決議で行い、財務経理全般を公開しているのは、当然と言えば当然
過ぎることなのです。

今月は決算書を公開します

財務諸表を公開するなんて当たり前のことで、公益法人の当然の
義務です。寺は信徒の皆様の所有に帰するものだと私たちは考え
ていまして、浄財はみ仏さまのお給仕と皆さまに対する奉仕に使
われるものでなくてはなりません。ご指導ご鞭撻をお願いします。

タイトルとURLをコピーしました