怖がらないで……生活用品になるインターネットを理解する。

パソコンは滅多に壊れるものではありません。風呂へ入れると壊れます。テレビと同じように考えると良いでしょう。特に勉強しておかなければならないこともありません。ただ慣れることが大切です。インターネットも同様です。パソコンもインターネットも丁寧に扱うことが必要です。どちらも日進月歩していますから、買い時はありません思い立ったら吉日です。これから先、パソコンとインターネットを使わない人は余程の変人です。七十、八十の手習いも十分可能であると保証します。鈴之僧正さまのお話を要約 補足・田川純照 記

今年はウインドウズ2000、マックG4を買ってみる

パソコンは使うのも嫌、見るのも嫌、機械は苦手という人も電話やFAXは使っておられますね。

ところで電話機やFAXの構造をご存じでしょうか。分解してみて、中身を点検してみる人は余程の好奇心の持主です。

携帯電話は随分と普及して、一説ではもう五千万台も普及しているとか、観音院の職員は全員が携帯をもっていますし、自宅にパソコンを置いています。

ついこの間までポケベルも全員がもっていました。携帯電話はポケベルの機能に合わせてインターネットに接続して証券の売買から支払い、いろいろな情報を知ることができます。だからポケベルが不要になったのです。

携帯電話は動くパソコンのように使えます。更に携帯に接続できる機種のパソコンを付けますと、モバイルといって、とても便利に使うことが可能になります。

パソコンや携帯電話は機能の発達段階にあって、今日買った物が明日には旧機種となります。一番上手な買い方なんてありません。

今年はウインドウズ2000が発売されています。値段も相当安くなっています。お勧めはIBMでキーボードを使わずに音声で入力できるものです。

富士通やソニーもお勧めです。どの機種も何年も使うことは考えず、一年半か二年で次の機種に買換えられるとよいでしょう。進歩が早くて耐久性の無い、使い捨ての道具で、永く大切に扱うような性質はありません。

ノート型を買うときは、メモリを沢山積んでおくと良いと思います。車の馬力と同じで大きい方が余裕がある使い方が出来ます。

ディスプレイ(画面)は液晶が場所をとらず、目にも優しいように思います。テレビも段々と壁掛けになる時代です。

余裕があればプリンター、イメージスキャナ、デジカメも揃えたいものですが、必要に応じて揃えて行きましょう。最近では本体にプリンターなどを加えた物がセットで安売りされる場合もあり、お徳用かもしれません。

本格的に使うにはMOとかDVDのような記録媒体も欲しいものです。CDRのように自分でCDが出来るものもあります。

ウインドウズにするかマックにするか適当な助言は出来ません。観音院ではどちらも便利に使っています。画像や音楽を扱う場合にはマックを使用しています。

その他、お絵描き用のパッドなどもあれば便利でしょう。

葉書や名刺印刷などのソフトは徐々に揃えて行きましょう。

パソコンが届いたら説明書を見ながら自分で組み立ててみましょう。自分で配線することは後々に付属品を付けて機能を拡張する際に大切な知識になります。

プリンターのインクの交換も自分では出来ないようなお子様ユーザーにならないようにしたいものです。

さりとて、これも断言出来ないのです。お届け組み立て、接続のサービス一式で売っている便利な制度もあるからです。

ご自分のやりやすい方法でメーカーや販社、サービスを選ばれるのも大切な勉強になります。

デジタル化で分けられる、勝者と敗者・富の再配分

かって算盤や簿記で著名であった学校が今一番力を入れているのがパソコンやインターネットの教育です。全ての学校にパソコンを設置し、ネットに接続する構想があります。

葬儀で使われる写真、各葬儀社が喪主から受け取った写真は、実は日本各地のものが全て広島の会社に電送されて、正装に描き換えられて、再び各地の葬儀社に電送されています。この会社は写真の中から亡くなられた顔だけを切り出して背景を入替えています。

同時に全国の葬儀社の仕事を受けていた写真屋さんの仕事が全部無くなってしまいました。

今、写真屋さんは大変な時代に突入しています。写真機はデジタルに移行し、プリントもデジタルに移行しているからです。それでなくても激しい競争下にある写真業界はどうなるのでしょう。

先月、東京出張の切符を手配するにあたり旅行業者が来られまして愚痴をこぼしておられました。

中国支社が廃止になって、窓口の社員と法人係の人だけ残って、後は全部大阪の関西支社に転勤だそうです。いずれは偉いさんも元支店長だった人も仕事が無くなって失業だろうと話されて……

毎日のように旅館やホテルの閉鎖の通知が来るそうです。

そう言えば、飛行機の切符もホテルの予約も全部インターネットで可能です。サービスとお客さんの中間にいた旅行業者の淘汰が進んでいるのです。

全ての中間業者の内、利用者が直接に相手の電算機にアクセスして注文することが可能な性質のものは淘汰される恐れがあります。

これらの業者の中で末端の配送とか何かの役務を提供するもの以外は存続がとても難しい大競争の時代になりました。

パソコンとインターネットを知らないだけで、自分の将来や商売の先行きが分からなくなる

この観自在誌に手書きの原稿が無いのは周知の事実ですが、観音院の事務処理は全て電算機で処理されています。

仮に電算機を除いても支障は何もありませんが、人手が約五十倍は必要になります。

観音院の職員で情報処理のことを本格的に勉強した人は一人もいません。法主さんは六十七歳になられますが、観音院では電算機についてもパソコンについても一番密接にご存知の存在です。

ですが、パソコンについては三十歳ころにNECの俗に「マイコン」と言われる組み立てキットを買われて、機械語を使用して、やがてベーシックを入れられて、キーボードを付けられて、ディスプレイを付けられてのですがプリンターが国産では未だ無く、レジスターのプリンターを転用され、以来ずっとパソコンと付き合われ、漢字オフコンと漢字ワープロの一号機を購入され、パソコンも富士通のFMタウンズやら、一〇〇GXーCDというワープロを買われ、やがて五〇〇GXに変更され、全部で四〇台か五〇台のパソコンやオフコンやワープロを導入された過程を見てきました。

私も漢字ワープロの一号機が出た時は学生で、アルバイトでこのワープロのインストラクターをしていたのですが、観音院にお参りして同じワープロが置いてあって仰天するほど驚いた記憶があって、もう随分と古い話です。

観音院の全体のシステムは大したことは無いのかも知れませんが職員全員が取り扱うことは、自然の成り行きのようなことでした。

観音院の決算が期末日の翌日に出来上がっているのは電算機があるので可能なことです。

「経理の公開」は観音院の規則に定めてあるところですが、古い資料を見せてもらっても意味はあまりありません。

今日の資料を今日見せてもらえるところに価値があります。改竄(かいざん)の可能性が考えられる資料は意味がありません。信頼
される資料の提供は公益法人としては大切なことです。

何度もお話しすることですが、財務とか信徒さんの資料は電話線との接続が厳禁されていて、外部から侵入し情報を複写したり、データを書き換えるには、強盗と同じように凶器で職員を脅し、電算室に侵入して、その上にパスワードを解析して、いわば相当無茶苦茶なことをされても外部に漏洩することは起こり得ないように防御されています。

その他にも公表出来ないセキュリティが施してあります。

オフコンや重要なパソコンにはバッテリーから発電した質の良い安定した電源が供給されていて、停電などの場合には六分以内に自動で発電機が稼働し、発電機は二重に設備してあります。

一般の会社にも通用するソフト。信徒さんの会社にも提供可能

観音院の基幹業務をオフコンからパソコンに移すソフトの移行はずっと検証され続けていて、これには専門の会社の協力も得て、寺院の業務に関わらず提供が出来るほど高性能で汎用的なものに仕上がりつつあります。

観音院に関する部分なら無料でソフトを提供出来ますが、他の部分については使用される業態に基づいて手直しする必要があり、これは観音院の能力を上回り、協力会社に依頼されれば比較的に低廉な価格で提供されます。

これらの空調や電源環境、堅牢な建物は、ある意味では信徒さんの会社の電算機を預かることが可能な設備でもあります。

自社に電算室を置かないで、電算機を他の適当な環境に預けることをアウトソーシングと言いますが、これが容易なことではなく、セキュリティの問題、災害などの場合に、データを他の場所へ退避しておく必要など、いろいろな課題があります。

通常は安全のために遠くに離れた二箇所に別けて設置します。

現在、観音院のサーバは寺と市内と大阪に、他にニューヨークのサーバをレンタルしています。これは基幹業務ではセキュリティの面で問題がありますので、ホームページやメールなどに限定して使

用しています。

パソコンを購入してから、いろいろと使ってみましょう

パソコンを購入して、家計簿を付けたり、年賀状を作ったりしている内には格別に電話線に繋ぐ必要はありませんが、外部のネットと繋いで始めてパソコンの真価が発揮できますので最初からネットと接続されることをお勧めします。

接続には設置場所の環境で普通の電話線、ISDN、ケーブルテレビなどいろいろあります。

従来、日本では通信回線の使用がアメリカなどに比較して割高でしたか、だんだんと価格が下げられています。

パソコンと電話線を繋いだだけではインターネットは出来ません。プロバイダという接続業者と契約しなくてはなりません。

近い場所に接続拠点があるプロバイダで、月額千円から三千円くらい、定額性と従料制の二つの料金制度がありますので、良く考えて契約したいものです。

パソコンを購入すると、設置から接続まで全部お任せでやってくれるものも便利です。プロバイダは後日変更出来ますので、ネットと接続してから、いろいろと勉強してみる方法もあります。

パソコンが搬入されても接続する電話線が無くてはお任せは利用出来ません。最近ではNTTにパソコンから何から何まで依頼するインターネットの利用の仕方もあります。

電話料の心配について大きな誤解があります。電話料はパソコンからプロバイダまでの料金で、それから先は無料です。観音院の場合、ニューヨークのレンタル・サーバを管理する上で負担しているのは寺から広島のプロバイダまでで、以前はOCN、現在はDIONの定額性でパソコン二十台を二十四時間ずっと接続していて月額三万円少々です。

インターネットは近くのプロバイダに接続すれば、世界中のプロバイダやサーバが利用出来ます。

但し、最初の内は慎重にして欲いものです。有料情報もあって気が付かない内に高額な情報料を請求されることもあります。

  • パソコンを使えることは普通のことで、特技とは言えない時代になっています。インターネットも急速に一般化していて無視することは自分を否定することになりかねません。
  • 観音院のホームページは月刊誌「観自在」をネットでお届けするために作りました。多くのアクセスを頂いて恐縮に存じています。
  • お寺は佛教の教義を説くことを目的とし、合わせて文化の発達にも貢献してきました。寺子屋は昔は読み書き算盤を教え、礼儀作法や人間関係の熟成に役立って来ました。昨今は義務教育が主流ですが、観音院の寺子屋ではパソコンやインターネットについて、少しは皆さんのお役に立ちたいと願っています。
  • インターネットは怖いと誤解されていますが、危険度は日常生活の延長線上にあります。あちこちのホームページを見る上で、アダルトと言われる猥褻なものもあります。詐欺的なアルバイトの勧誘もあります。大切なことは個人の倫理観であって、情報蒐集などでは今までに無い優れた手段だと評価します。
  • インターネットで遣り取りするメールの単価は世界中の何処の国の人であっても一通一円くらいではないかと想像しています。もっと低廉であるかもしれません。大切なメールは現状ではプリントして打ち出していますので、情報の遣り取りの費用よりは用紙代の方が高くつくのではないかと想像しています。

二十一世紀を生き抜くための情報技術は、パソコンやインターネットを使いこなすこと

法主さんのお話より要約

パソコンを使いこなせること、インターネットを自由に使えることはビジネスチャンスに直接つながることが多いと断言出来ます。

就職するには求人情報が役立ちます。個人で仕事を始めるにつけても得意先の開拓、売り込み、仕入れなど、インターネットは大変に役立つものです。

第二公用語を英語にしたいとかするとか、と言った話がありますが冗談とは思いません。観音院で今苦労していることに外国からのメールの遣り取りです。

フランス人などからは自分のは悪い英語で申し訳ないという注釈付きのメールが来ます。

それに対して私たちが悪い英語で返事をすることが日常的で第二公用語に事実上なっています。

ネット上で個人情報を開示しない。パスワードを慎重に大切にする

ネット上で個人情報を開示するには極めて慎重にしてください。

若い独身女性を装ったホームページもあります。若い男性を引き寄せて何かを企んでいるのです。

特別な傾向をもった人たちの掲示板もありますし、ネットはよく言われるように本当に危険な一面ももっています。

パスワードに生年月日を使用することなどは大変危険です。何かのアンケートに答えると、商品や現金がもらえるものも危険です。住所や銀行口座などが名簿業者に売られる場合があります。

通信販売を装ってクレジット情報を聞き出して悪用したり、不当な料金を請求するような古典的な手口も健在です。

サイドビジネスを勧誘し、最初から商品を大量に売り込む目的のものやマルチ商法も絶えません。

アダルト系で「接続ソフトプレゼント」とか「六十分無料というので接続すると国際電話につながり、高額な電話代を請求される」ような例もあります。

結論から言えば、インターネット初心者である場合は「個人情報は漏らさない」、当分の間は買物はしない、エッチなものを探さないなどの注意が必要です。

買物をしても90%大丈夫?絶対とは言い切れません

SONYは自社製品の全てをインターネットで流すと言ってますね。ここでは以前にアイボという子犬のロボット税抜き二十五万円もする高価なものを三〇〇〇台もネットで三〇分で売り切った実績をもっています。ネットで売れば受注生産で在庫を持たなくても良いし、値崩れも防げます。DATAディスクマンも店頭では買えなくなるのかもしれません。

SONYのサイトで商品を買われるのは安全性は大丈夫だろうと高い評価でお勧め出来ます。

――楽天市場は多分大丈夫――

楽天市場は多くの物があって大体安全だと思います。それでも品物の代金と配送料は常に受取人払いで前払いにはしません。

――金融・証券など――

これらは会員制度で取引きが出来ますが、これは物品の売買以上に安全な仕組みが構築されていると想像されます。携帯電話のiモードでも利用できます。


実践インターネット株式売買。東洋証券限定会員の場合は

平成十二年二月十二日の日経新聞に一面広告で三千名の限定会員で売買手数料無料、月額会費一万円を募集していたのでホームページから加入を申し込みました。

手数料は無料ですがこの証券会社は月額三千万円の固定収入があるインターネット顧客部門を営業社員皆無で立ち上げたのです。

仕掛けとして考えられるのは、売買は全てコンピュータに依存して人手が不要、上限は一日三千万円までの制限など。この証券会社では限定会員以外でも売買代金に関係なく一約定二千円で、これはシステムを構築出来ない他の証券会社と比較にならない競争力をもつことになります。

野村証券や大和証券ではホームトレードのシステムを組み込んでODN回線を使用する一式十三万八千円から八万九千八百円の特別に低価格なパソコンをYAMADA電気から売り出しています。

どのシステムも同一IDと自分で管理し変更出来るパスワードの二重の安全性を期待しています。

相場には暴騰暴落がつきものです自己責任を確認してください。

法主さんが言われました。慨嘆しながら伝えたいと

法主さんのお話

寺子屋でパソコンを教えて上げることは読み書き算盤と同じように受けとめている。株式取引などで助言するなど思ってもみなかったことだ。地球の温暖化をどう考えるか、不殺生の概念だけでは括りきれない。差し当たり寺の屋上に出来るだけ大きな太陽光発電の設備を提案したいと考えている。

心配なことは企業の再構築、所謂リストラの倫理はどうあるべきか、失業率は史上最高で「誠実に勤勉に働くことを説いても、働く場所が無い」、自殺者が年間三万人を超えて、気の毒なことで、「自殺者の葬儀は出来ない」とも言えない。

最近相次いで起きた京都の小学生殺人事件、新潟の少女誘拐監禁事件など、これを家庭や教育の荒廃と片づけて、倫理の復興を叫んだとしても問題の根は深く、私の考えの範囲では及ばない。

日本の子供は世界で一番過保護に甘やかされていて、大人から叱られたり注意されることが少なく成長するという統計もある。結果として自尊心の強くわがままで、思いどおりにならないと家に引きこもったり、家庭内暴力を起こしたり、弱いものを苛めたりして鬱憤を晴らすこともある。親自身が該当する場合もあって、多くの家庭で問題が多発し、家族関係も崩壊しつつある。多くの人は思いやりをもたなくなり、他人の立場で考えることが出来ない。社会も倫理的に頽廃しつつある。

多くの学校の教師は困惑し、多くの組織は自信を失っている。

将来の人々の精神生活を想像すると、手をこまねいていることは許されない。どうすれば良いか、最初から考えると倫理の復興に努力することだと信じる。普通の人たちが今こそ立ち上がって協力し世直しに努めるべきと思う。

インターネットもホームページも諸行無常。熱い視線を注ぎながら落ち着くのを待つこと

現在のインターネットの普及は二十世紀最大の産業革命と後世で評価される一面をもっています。

世界中のコンピュータがネットで接続されて情報が遣り取りされる、国境も難無く乗り越えます。

個人がホームページを作って情報を発信出来ます。情報の質や量は色々で、当然に情報操作もなされ、個人の意見を抑圧することなどは不可能になりました。

観音院のサイトの顧問でもある2チャンネルはアクセスが一日に四十万件にも達し、ここで紹介してもらえるだけで大変な量のアクセスが期待出来ます。

観音院には他にサーバを管理してもらう人、英訳してもらう人などに面倒を見てもらって成立しています。

観音院の組織の一部ではメールでの会議などが行われています。

法律的には未だ議事録として認められていませんが、意思の疎通はスムースになされています。

しかし、その内にインターネットにIDをもっていない人は役員になれないような時期は来年か再来年にはなると思われます。

会社などでは解雇されると社内のネットにアクセス出来ない、仕事は解雇されたのですから出来ないとしても、辞める挨拶も出来ないようなことになりかねません。

ネットから外されることは死活問題になると想像します。

お勤め先のメールは管理者いて面倒を見てくれます。今からホームページを作ったり、メールを使おうかと考えておられる方は何度も申しますがパスワードは最大限慎重に取り扱ってください。

盗人を捕らえてみれば我が子なり。パソコンの管理もしっかりする

観音院には出入り禁止の場所がなく、何方でも何処へでも入室されことが可能です。

ところで困った問題が起きました。好奇心一杯の子供のような大人が職員専用のマシンを操作して法主さんのIDでお寺さんにメールを送りつけたり、さまざまな悪戯をされまして、発信したメールもごみ箱も削除してあって痕跡が残っていない。実は悪戯をすると自動的に私(田川)のマシンにも同文が入るように設定してあります。原則として水曜日は観音院のホームページのメンテナンスもしませんし、メールも見ません。

これは法主さんがパスワードを含んだブックマークをされていたので悪戯を許容したのです。

悪戯は多くの場合に又なされるもので、注意深くなりますから、再発を防止しようと懸命になっていて完全に無くしたいと願って対策を立てています。

最近では監視カメラを設置したりしていますが、近い将来は寺子屋のパソコン十台も登録した人だけが動かせるような、公開出来ない防止策を考えています。

ご家庭でもご両親の知らない内にメールの設定そのままでお子様がご両親の知り合いに失礼なメールを出される可能性はあります。

物事には常識で判断して考えられないようなことが起きたらメールではなく電話で確かめるようなことも必要だと思います。

観音院のホームページも目に付くようになりますと、悪戯も再三ありますし、それなりの防御策もとれるようになります。

全く同じ内容のミラーサイトも用意し、壊されても可及的速やかに復旧できるようにCDRに保存したりしています。

寺の内側の対策は立てていますが、完璧ではありません。政府のホームページが書き換えられたのは皆さんもご承知だと思いますが、利益にもならないことをして腕前や知識を弄ぶ人たちもいて、外側から悪戯をされることについてはいたちごっこです。

不正アクセス防止法も施行されるようですが、便利なものはより高度な知識をもつものによって今後も情報の盗みや改ざんはなされると思います。

不正操作をしてはならない。他人の情報を攪乱しない

法主さんのお話

ホームページを立ち上げるときは見てくださる人の立場で拵えることが大切です。更新は出来るだけ再三行い、新しい情報や考え方を述べると良いでしょう。

メールを書くときは受け取る人の立場を考えたいものです。

不殺生・不偸盗・不邪淫・不妄語・不綺語・不悪口・不両舌・不慳貪・不瞋恚・不邪見という十善戒の教えはインターネットでもとても大切です。

セキュリティについて、ブックマークにパスワードを記入していたのは大変な落ち度です。悪用されてメーリングリストを動かされてしまった。随分と可愛がっていた人だけに逆縁でしょう。会社まで拵えて上げた人が、このような悪戯を超えた悪質な行為をするとは御佛様の戒めだと思います。

結果としては無知の致すところと反省するしかありません。

私には社会との関わりに於いて大きな考え方の欠陥があります。

それは全てのものは諸行無常と思い執着しないことです。データは無論、電算機もパソコンも何時かは壊れ、やがて無くなる。

これといって大切にしたいようなものは一切ありません。生命すら今日終わっても仕方の無いことです。ふしだらな日常を送ることも勤勉な日常を送ることも特には意識していません。

信徒さんに出来るだけ親切にするのは信念とか考えたことでは無くて自然にしているだけです。

ま、朝は目が覚めると子供のように歯を磨き顔を洗う、一日中何となく生きて、夜は風呂に入って寝ることの毎日です。

生死のことなど考えることもありません。これといって欲しいものも、したいこともありません。

強いて言えば、信徒の皆さんが幸せで、困難が少ないことを願っています。何時までもです。

田川純照 記

法主さんは身が二つあれば良いほどにご多忙です。いつもお寺に思いを寄せてくださる皆さまのご幸福を祈られ、個人的欲望は一切もっておられません。プライバシーも皆無です。

トイレも風呂も全部ご自身で徹底して掃除されます、清潔で舐めても良いほどピカピカです。洗濯物も洗濯機を使用されますが、ご自分の物は全て自分でなされます。

良きご縁があれば、法主さんと合って面談されることをお勧めします。慈悲とか霊性は良きご縁が無いと得られない思います。

  • 観音院のホームページに「バーチャル霊園」、「メールでお参り」と同等の新アイデアを教えてくださった方にSONYのAIBOを差し上げます。
  • 〆切は6月末日までとします。必要な画像、説明、CGIなどを付して応募してください。その他、良いご意見に対して相応の謝礼をさせて頂きます。
  • インターネットの世界でも倫理道徳は大変に荒廃している一面を再三経験しています。ネットの礼儀作法の確立もさることながら、日常の生活の倫理の復興を成し遂げないと、ネットの上の悪戯や犯罪も無くならないでしょう。日本人が情報技術を平和で世界の有為に使用出来る国民性の確立を願います。
  • パスワードは極めて大切で、個人の尊厳そのものです。管理を厳重にすることが大切です。パスワードの必要な画面から直接に他のホームページを見に行くと、パスワードを引き連れてアクセス・ログとして他人に知らしめることがありますので必ず間にクッションを入れるように心掛けてみてください。

ネット上で個人情報を開示しないようにしてください。成り済ましに出会いますと信用を傷つけます。掲示板などで日常の行動がその人の人格推定の資料になります。いろいろなことが起きた際に日常の行いが救いになります。ネット上では自動車と同じように人格が変わって暴走することもあります。

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