大丈夫が大丈夫でない 水難にも火災にも注意 その1

【寅さん】 毎年のように、七月八月になると、若い人の葬儀をするのは残念ですね。これ何とかならないのかねぇ。

【院家さん】 今まで元気であった人が突然に逝かれるので、家族の悲しみ、嘆き、経済的負担などを考えると、何としてでも食い止めねばならないね。

【寅さん】 普通に元気な人が逝かれるなんて、何か特別な事情があるんじゃないかねぇ。例えば遊泳禁止の場所で泳いで、海流に流されて岸に帰れなくなるとか。

【院家さん】 心臓に病気があるのを気付かずに飲酒して良い気分で水に入り、心臓が心停止する。運が良ければ引き上げてもらって、AEDで手当てを受けて、息を吹き返すこともあるけど。
こんな人は運が良い人で、海流に流されて行方も知れぬようになって、後日警察から連絡があってご遺体を引き取りに行くような場合は、家族の悲嘆はとても大きくて見て居れないな。
生命保険でも十分掛けておいてくれれば、まだ救いはあるが、お金で家族を失った悲しみは癒すことが出来ない。

<続く>

月刊観自在 平成27年7月号より

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