周囲の状況をよく見て、忍耐強く、慎重に

ご先祖さまや今は亡き親しき人々を偲んで、お盆にお参りください
親に孝養を尽くし、家族でよく対話をして、親族を慈しみましょう
■お盆は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」略して「お盆」と言われています。
 お釈迦さまの弟子の目連尊者が亡き母を救うために、教えを乞い「七月十五日に、祖霊や亡き父母たちのために多くの僧侶を丁重に供養し、法要をお願いするように」と諭された故事からです。衆僧の法力で目連の母は苦しみから脱し、ご成仏することができました。

▼お盆は、ご先祖様や亡き両親の御霊(みたま)の安らかさを祈り、私たち子孫が、ご恩に感謝して、ご供養をする時です。僧侶を大切にして共に法要を営み、その功徳(くどく)を全ての精霊にめぐらせることに意義があります。

▼寺の本堂に皆さまの善意がつどい、法要が営まれることが、お盆の最も善き在り方です。
 お盆は「親孝行」が大事です。

■近年はお盆休みや原爆忌、終戦記念日もあり「月おくれ盆」として、八月に行われています。

お盆の心得は

■悪しき言葉を使わないようにいたしましょう。怒ったり腹を立てたり、人と言い争わないように、周囲に親切に協調しましょう。

▼全てのものを大切にすること。家庭や職場、人の居る場所、なすべき仕事や勉強を大切に。時間を粗末にせずに、前向きな思いで、一生懸命に精励すること。

▼他人に対して「いたわり、慈しみの心、思いやり、相手の立場で考える」、心優しく参りましょう。

▼故郷へ帰省するについて、無理な日程を立てないこと。車の遠距離の運転はなるべく止め、早めに公共交通機関等を予約する。安全運転に徹して事故を起こさない。

▼水の事故や気象変化に注意する。子供から目を離さないこと。

▼亡き人の悪口を言わざること。

▼家庭のご仏壇では灯明や線香に注意すること、火の用心。

寺子屋文化教室

*野田 正 さん[賀茂郡]
盂蘭盆会 やぐら太鼓に 空は月
法師蝉 命の限り 叫び声
秋の波 寄せては返えす 砂浜に

*白川美昌さん
吹き切りし しゃぼん玉
手に 受けにける
手花火のしずく落ちて 終りなり
足枕なりし 夜明けの夏布団

*鶴岡九晃さん〔広島市・97歳〕
夏の日は 暑い恵みに感謝する
植木市 今年も新種見付けたり
処暑過ぎて もう秋風が吹き始め

*禎華さん
 何事も過ぎては疲れあるものを
     すまぬ心で先祖に詫びる
 見慣れたる景色の中に人が居て
  しぐさに 思わず笑顔こぼれる
離れても長い間の付き合いを
    深いえにしの み仏の縁

*裕照さん
体操で 始まる朝の 気持ち良さ
( 夏は 早起きが一番 )
子供等の笑顔や楽し 水飛沫
( 夏休み、さあプールで遊ぼう )
目つむれば 君の姿が浮かびおり

*観山さん(昭和59年得度)
「こうして生きて日々を過ごしていても、人はみな、いつかは最後の日を迎えねばなりません。その最後に際して「この世を去るにあたって何かいっておきたいことは無いか」と問われた時に、、、仏縁を得て、幸せでした。お世話になりました。有難う、と言って往きたいものですね。」

「詩」のご紹介

音のサインを聞く
       泉 洋光

車の音 時計の音 鳥の声 虫の声
葉擦れ 衣擦れ 足音
人は普通 聞こえてくる音を
無意識にカットし
自分の好きな音だけを聞いている
ほんの1~2分
今どんな音が 自分に聞こえているか
確かめてみましょう
そうした音は 実はあなたに何かを
告げている重要な
人生のサインです
観音院の法要の音は
あなたに何を告げるでしょうか 

■希望と目標をもって、祈念し、皆さまと共に、日々堅実に生きて参りましょう。
 観音院は毎日、皆さまからのご供養とご祈願を丁重に拝ませて頂いております。

▼皆さまも仕事や家庭を大切にされ、僧侶養成講座で修行なさいませんか。
 信徒さまのおかげにて東京道場や関西地区も誠実な僧侶が育っています。
 ご質問やご要望は、メールか手紙で、お問い合わせください。副住職会

■お盆には、周囲の人々を優しく思いやられて、お暮らしください。怒りを抑えてキレないように、ご両親の身体をいたわり、孝行いたしましょう。般若心経や施餓鬼供養文をお唱えいたしましょう。

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