危機に対応するには礼節が必要

地球温暖化現象は、対策を立て難いですね。炭酸ガスを減らすよりは経済金融災害の方が対策立て易い。

  しかし、失業者の増大、企業の破綻、倒産は大変な勢いですね。

  このような時には強い指導制を持った政府が必要です。今の麻生内閣は、選挙によって小泉総理の時に支持された自民党と公明党の中で、安倍総理、福田総理の辞任の後で自民党内で選出された麻生総理で、参議院では既に自民党は負けていますから、衆院を一度解散総選挙してみないと、本当に国民に支持されている自民党、その総理という理屈はねじれた体制化の総理ということになります。衆議院は任期が四年ですから、今年の秋まで、このねじれ現象が続くことは十分に予想されることです。衆議院で可決され参議院で否決される可能性はあります。

  そうなると六十日後に衆議院で再可決されると、法案は成立します。

  法主さんは、自民党を支持されていますので、現状についてとても心配されています。

  政権が、自民党から民主党に移ろうと、ねじれ現象の無い衆議院・参議院の成立を強く望んでおられます。

  一度ここで衆院が解散総選挙して、結果としては、最新の国民の支持政党を示す状態になるので、ねじれ現象も可だと言われます。

  このような状態は法律も予想していなかった事態だと思います。

  衆議院で過去に過半数を取った側が六十日規定を使って、次々と法案を成立させることを善くない、悪だ、と考えておられるようです。どうして解散して「国民の信」を問わないか不可解、と言われています。
直近の「筆の熊野町」の町長選挙では、自民党が押した候補者が圧勝しています。民主党が参議院で圧勝したのは過去の事実。次の衆院選挙で自民党が大敗するとは一概に言えません。

  但し、選挙の当事者に取っては当落は大変な問題、落選すれば只の人どころか、最近では猿同様な扱いです。

  落選したら猿扱いになる可能性のある選挙を任期一杯やりたい人もいても不思議ではありません。だから解散しないとしたら麻生総理は臆病者ですね。

  けれども時々民主党のメンバー見てたら訳が分からなくなくなります。

  同根異種と言うのでしょうか、元は自民党の長老だったりするので、頭がこんがらがります。ですから民主党に政権が行ってもネジレ国会が正常化するだけで、あまり大きな変化は期待できないと言っておられます。

  今一番大切なことは、強力なリーダーシップで、金融機関を破綻させない方策を実行できる政府の必要性です。

  複雑な投資ファンドの単純化する法律の制定。基幹産業を破綻させない資金の注入です。これ以上企業を破綻させない強い意志が必要です。

  日本は、金融危機を一度乗り越えた実績がありますが、二兆円も国民にばらまくより、百億円か二百億円ずつを全国の病院に注入して、医療関係者に希望をもって医療に従事してもらう事。

  お金をばらばらにすると何の力も持ちません。麻生首相は、日本がIMF【国際通貨基金】の財務体質強化のため、最大で千億ドル(約十兆円相当)を外貨準備から拠出すると表明したそうですが、外国に見栄をはっても国連の常任理事国にはしてもらえません。

  十兆円あれば、道州制の導入、衆参議員の縮小、公務員の減員も相当大胆にできて、国家百年の計を立てることが出来たかも知れないと言われます。

  法主さんは高野山の壇上伽藍の西端に鎮座される「高野明神」をお祭りする神棚を屋久杉で新調されました。もちろん住職さんも大賛成です。

  法主さんの初心は、ご自身の初心ではなくて、お大師さまの初心に帰られることらしいです。

  法主さんの初心は明確ではありませんが、原爆の被災によって、一切の本堂・庫裏・山門を消失され、焼け跡を整地し、現在の観音院の前のお堂を建立されたあたりにあるらしいです。

  一番大切にされているものは十善戒を護持されることらしいです。
■ 十善戒
不殺生(ふせっしょう)

むやみに生き物を傷つけない
不偸盗(ふちゅうとう)

ものを盗まない
不邪婬(ふじゃいん)

愛無き交わりをしない
不妄語(ふもうご)

うそをつかない
不綺語(ふきご)

無意味なおしゃべりをしない
不悪口(ふあっく)

乱暴なことばを使わない
不両舌(ふりょうぜつ)

筋の通らないことを言わない
不慳貪(ふけんどん)

欲深いことをしない
不瞋恚(ふしんに)

耐え忍んで怒らない
不邪見(ふじゃけん)

まちがった考え方をしない

■ 鈴の精神 ■とは 「刻苦奮励 剛健弘毅 運営勤勉団結奮闘 報恩積善」の五つの言葉が並べて書いてあります。

  法主さんの日常が語り尽くされています。いたわり、慈しみ、思いやり、相手の立場で考えることを日常とされています。

  剃髪、不飲酒の習慣は、相当に堅い約束事らしく、絶対に壊されません。

  観音院中興の鈴之僧正として、愚痴を厭われ、正語を好まれます。

  大晦日には深い瞑想に入られ、正月元日午前零時に恒例の「新年ご挨拶」をなされます。

  観音院の法要は俗に「元気法要」とも呼ばれていますが、法主さんの強い精神力を分かち頂いて下さい。

  大晦日の年越し法要、続いて執行される大般若転読法要、十二月も一月も無休で、一日三座の新年法要のご祈祷。ご家族をお誘い合わせて、ご参詣なられ、平成二十一年を善き年として下さいますように。  

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