十善戒を護持することは、幸せな生涯になる

十善戒は「不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不綺語、不悪口、不両舌、不慳貪、不瞋恚、不邪見」の十戒を守ることだけど、私は、禁酒禁煙と清潔を付け加えたい。それ程に難しい事では無い。してはならないこれしてもいけない、あれしては不可と考えるから、話がややこしくなる。自分から積極的に行動すれば、夢多く、悩み少なく、この世はバラ色になります。
 例えば不殺生は、人を殺すな、殺したら大変なことになる。この戒は「人を活かす事」に他ならないです。親が安心して暮らせるように孝養を尽くす。子供を大切に育てる、配偶者を大切にする。それが、子供に面倒は見て要らないと言う、子供は我まま放題、配偶者は飲んだくれで働かない。これでは一家離散、子供がリストカット、配偶者はサラ金に行く・・・・・・、地獄のよう。どうすればこの地獄から浮かび上がるか考えてみましょう。
観自在編集部

大切にすべきものは何か考える
家族、仕事、倫理観なんて山ほど
 最近、三十代四十代になっても結婚しない症候群が大変増えた。我ままに暮らせない。亭主持つなら年収七百万円で、出来れば留守がちの人が良い。昨日、NHKで婚活の番組で見ました。最低でも五百万円、出来れば一千万円ときた、好きなことをさせてくれる、家事をして欲しい、育メンが良い。思いやりが欲しい、愛は絶対。どこまで思い上がっているの、黒い塀に見越しの松、自家用車とくれば男は絶望です。

 勿論、阿呆な男も居た。無職無一文で女に養ってもらい、自分はいつかは著名な音楽家になると言う。

 共稼ぎはしても良い、出来れば容姿端麗な男が良い。

 これら皆さんの結婚願望は、み仏さまも腰抜かすようなものばかり。こんなのが結婚しても離婚になります。

 年収一千万円の男性は居ます、知り合いにも居ます。整形してるけど、良い顔、仕事も一生懸命にしてます。

 残念だけど、そんなの全部売り切れで、社会的に在庫はそんなに無い。

 私は年収終身八百七十六万円、御年七十八歳だけど、ピッカピカの独身。十善戒護持、清潔に生きてきたけど、交通整理が大変なほどもてます。

▼女性で、一番困る事は、旦那が努力して階段を上がって行くのに、配偶者として奢侈な生活を送り、浪費して、勉強もせず自分を高めようとしない。

 やがて別居する、社員や職員を私用で使い、それでも不足不満たらたらで、子供と一緒に旦那をこき下ろす。これでは家族離散、間違い無しです。

 努力しない、勉強しない、旦那風を吹かす。浪費をする。馬鹿な奥さんだと羨ましさ半分の噂が聞こえてきます。

 これは、奥さんが安心して住める場所を与えなかった旦那さんにも大きな責任があるかもしれません。

▼最近の若い人は、簡単に離婚されます、離婚後のことを良く考えていない。「夫唱婦随」と言う言葉がありますが、旦那が頑張る、奥さんがそれを支える、見て居て気持ちが良いですね。

▼子供として、両親が安心して住める場所を用意できない。親の家や土地を売って両親は施設へ、それで浪費して、余裕のお金は息子夫婦の財布に入れる。こんなの昔だったら勘当ものです。

 親を粗末にする、余裕が無くなったころに相続税が来て、今度は、貴方がしっかりして無い、お前が馬鹿だからと夫婦喧嘩、浮気が発覚でパー。

▼観音院は三カ月の試用期間を設けていますが、三カ月にいろいろあります。雇用すると、仕事部屋を与えますが、中には備品のパソコン丸ごと自分だけのパスワードを掛ける、部屋に冷蔵庫を置く、部屋から出ないし、業務外のネットは見放題。仕事は進まない。

 驚いたのは、言語でセクハラ、パワハラを受けた、煙草の副流煙で健康被害を受けた。よって六百万円払えと、労働基準局に嘘の調停を依頼する。

 観音院は全面禁煙禁酒ですから拒否したら、何も言って来なくなりました。その人は毎日、飲酒、マルボロ二箱も喫煙していて歯の裏がヤニで真っ黒。 弁護士さんもこんなの相手に調停を引き受けたら、途中気付いて降ります。

観音院は早くから安全管理のため寺の各所にモニタカメラ設置し、事故が起きないように、録音機も、どうかすると録画機カメラもあります。

■住職も私も、両親の言うことは絶対服従し、逆らうことは一切いたしませんでした。孝養を尽くすために「雪筍を探す」ほどのことは当然しました。「尊崇」は「身体髪膚(はっぷ)これ父母に受ける」という考えと同じですから、日々丁重に法要を執行します。観音院の年中無休の法要の淵源です。日常、世間様に皆様に感謝しています。 町内会も大切にしてます。父母の孝養のため町内会に百万円寄付しました。

 出入りの業者も担当者転勤の都度ご挨拶に来られます。買ってやるという態度は絶対にとりません。先般私のパソコンが調子が悪くなったので保証期間の内に点検しようとお願いしたら、マザーボードから電源部など完全に新品になって帰って来ました。

 私は、ポケットに甘露飴二袋くらいいつも持っていて、お知り合いとすれ違ったり挨拶する時には二粒を上げるようにしています。

 知り合いになったお子様が走り寄って来られます。甘露飴は会社から直接買いますが、担当者の方が事情を知って紹介してもらえました。注文は一カ月に段ボール一箱必要です。箱一つに八箱、一箱に六袋、一袋に二十一粒入れてあります。全部で千三百四十四粒が私の社会的交際費です。多い時でもその倍くらい一カ月に六百七十二人から千三百人に差し上げています。砂糖は使用して無いので虫歯になりません。

■不殺生は、物も対象としています。部屋の散らかしは、場所を大切にしていません、放置してある週刊誌一冊の建築費用を考えてください。家は手入れを良くすれば、倍の寿命になります。

 交通法規を遵守しましょう。速度違反や一旦停止違反等は殺生の始めです。

■大切にすべきものは、一家の家計から日本国の財形等まで。これは簡単で毎月入る金額以上は使わないで多少は貯金に回すことなのです。

 個人が、気前良く他人に接待して、一時的に「良い人」と言われれば気持ちが良いですよね。見栄で浪費したり、お金が足りなくなって資産を切り売りしたり、高利で生活資金を調達すると破綻します。あの人は良い格好し過ぎた破綻者として完全に破産者として、経済活動は不可能になります。

 国の場合も、今年四十兆円の国債を発行して予算を立てようとしてますが、これは完全に間違いです。民主党という放蕩息子が出て、借金してまでバラまき体制で政治をしてます。後九年もすると日本はからからになります。

 国家に対する破産は、担当した政治家の責任を明確にすべきですが、これはどのような結果になるのでしょう。

 これはその時にならないと、ドウナルカ分からないのです。

 政治家も「殺生な事」をやってくれます。四十兆円の歳入で九十五兆円の歳出を行うというこです。経済情勢を考えると、今後、国民の総資産が増加することは難しい。

 破綻したアイスランドの例参考にしてみましょう。アイスランドの国家破産は、金融立国の崩壊、金融危機は、世界の金融システムに致命的な打撃を与えました。大国でさえ経済への影響は多大ですが、小国レベルでは、国家経済が破綻する状況に陥っている国が続出しております。

 つい最近まで、「金融立国」の成功事例とみなされていたアイスランドが、事実上の国家破産に陥っています。

 アイスランド:金融危機でIMFなどが六千億円の緊急融資、金融危機で銀行預金が国外に流出するなど苦境に陥ってしまいました。

 IMFが十億ドル拠出するほか、スカンジナビア諸国などIMF以外の国が残り五十億ドルを負担する。日本が支援の枠組みに加わる可能性もある。アイスランドが支援を求めていたロシアは金融危機に翻弄されており、加わるかどうかは不明です。

 アイスランドは金融非常事態を宣言し大手行の国有化を進めているものの、金融機能はマモ状態で、外貨不足で物資を輸入できない企業などが出ている。(毎日新聞十/二十一)

 アイスランドは、政府債務(国債)だけは、IMF、もしくはロシアからの借り入れで乗り切ろうとしています。

 但し、同国金融機関が集めた外国人の預金は引き出すことが出来ず、「預金封鎖」の状態です。

 アイスランド政府は、「民間銀行の借金を政府(国民)が払う義務はない」と責任回避の構えですが、対外的には債務不履行(デフォルト)となります。

 日本の場合も多くの金融機関が破綻したり、年金が払えなくなったり、郵便会社が外国に買われたり、影響は計り知れません。

 私の戦後、預金封鎖、新円の発行、物凄いインフレを経験しました。預金封鎖は一カ月に一万円以上は払い出ししない、新円とは従来の貨幣を無効にして、一人当たりに三万円を限度に渡して、その他の貯金はぱ~となります。

 日本以外の国も、同じく暗い見通しに直面している。高齢化という点では、日本社会が世界最速ペースで突き進んでいるとはいえ、その後ろには多くの国が続いています。

 医療費負担が、保険で駄目になり、医療機関が破綻する。

 金銭を軽く扱う、お金を殺生すると何が起こるか予測できません。

 寺院や伝統文化も破壊に近い影響を受けるかも知れません。多くの寺院は経営が現在成り立たなくなっています。

 著名な神社や御本山も大混乱になるかも知れません。観光寺院は生き残ります。過疎地の寺院は大切にする方法が有りません。

 殺生を慎む者として、「人の居る場所を無くさないこと」が大切。命とお金はよく似てますが、「時間潰し」は形が無いだけに大変重大な悪いこと、殺生そのものです。

 人の安心して住める場所、継続出来る仕事、技能を伸ばせる環境やシステムも大事です。

 時間の無駄遣いは、技能が低くなる、付加価値を下げる、こんな無慈悲なことは有りません。

 大学の試験制度は殺生そのものです。これは改革しないとミスマッチが起きます。入口は広くし学ぶ機会を与え易くする、九月の新学期制度も考えて欲しいです。履歴書に■▼大学卒なんて書いてあっても、実力が無いから採用者側も信用してません。

 給与はその人が生んだ付加価値以上のものは絶対に出せません。仕事の首を閉めて窒息させるようなものです。

 不殺生は「物を粗末にしない」「人材を粗末にしない」という事ですから、楽しい家庭、楽しい職場づくり、付加価値生産制を上げる人間作りに、根本的な改革がなされないと、皆さん立ち往生しますよ。

 平均賃金とか最低賃金には、付加価値を上げる人にはどんどん上げるべきだし。大学改革で技能知識の高い者は卒業させる。学ばず標準に達しない者はどんどん落第させて欲しいですね。

 屑に普通に給料を払うのは、殺生なことなのです。

 労働基準法も間違っていますね、生産性が高く成らない者に対して「窓際族」なんて作らないで、労働市場の流動性にもっと配慮して、解雇の要件を簡単にしないと、有能な若者の雇用はできず日本の将来はとても不安です。
 役に立つ人には幾らでも給料が出せるが、役に立たない者や怠惰な者は即解雇できる制度が欲しいです。

 教育は大切です。物を大切にし、学力知識を身につけられる制度を充実し、入学は誰でもと門戸を広くし、卒業は実力有る人だけにして欲しいです。遊びたい根性は叩き直して下さい。

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