六月、七月、夏越祈願をして このひと夏を無事に過ごされますように

【寅さん】 住職さん、おはようございます。ふぅ、あっという間に六月が来るんですね。

【住職】 寅さん、どうした?何だかくたびれてるようじゃないか。

【寅さん】 いや、特に体調が悪いって訳でもないんですがね。蒸し暑くなって、何となく前向きな気分になりにくいんですよ。

【住職】 湿度が高くなってきて、よく汗をかくようになるね。まあ、私は、毎日朝十時、正午十二時、午後の二時から、法要を執行して護摩を焚くから、大量に汗をかいているけどね。寅さんもしっかり水分補給して、倒れないようにしてくださいよ。

【寅さん】 大丈夫ですよ。いつも住職さんが言われているように、水分だけじゃなくて、糖分と塩分もちゃんと適量を補給するように気をつけてます。

【住職】 観音院では毎年、六月一日から夏越祈願を拝ませていただいて、くたびれ気分なんか吹き飛ばす勢いだよ。

【寅さん】 夏越祈願で白の萬倍様をお迎えして「このひと夏無事過ごされますように」と住職さんや僧侶の皆さんに祈っていただくと安心だし「頑張るぞ」という気持ちになりますね。
家族祈願でいただいた赤の萬倍様の願い箱と、夏越祈願のときにいただく白の萬倍様の願い箱を並べてお祀りすれば、福徳知恵を千倍に萬倍にしていただけるんですから本当にありがたいですよ。

【住職】 「世のため人のために尽くします」という気持ちが、より良いことを引き寄せてくれるんだと思うよ。

【寅さん】 はい。以前の萬倍様の願い箱は、両目を黒く塗って空箱にしてお返しして、今年の夏越祈願を早速申し込むことにします。やる気が出てきたぞ。

タイトルとURLをコピーしました