今年は元気一杯で頑張られるそうです

法主さんの自己主張は、空気と食物と排泄くらいです。決して贅沢は申されません。提供される環境で淡々と過ごしておられます。広島では安全上の配慮から広越グループとリーガロイヤル、ホテルはヒルトン、名古屋はマリオット、神戸は駅前のオリエンタルと細かく決めています。それぞれ関係者が見送り、関係者が駅に出迎えます。
　飲食店も同様で一人でラーメンと気軽に食べられない立場です。タクシーも広島では、つばめタクシー、広タク。東京はチェッカーキャブで例外はありません。行動の全ては常勤監事に相談され、一人で決定されません。
　一人で決定されるのは、眠りと排泄だけ、三万円以上の支出は監事が了承した場合に限られ、三万円以下は監事が了承しないと個人負担になります。
　生活の全てが公の立場で、私は皆無のように感じます。
　足袋一足から相談されます。それにまた、ご自分で希望されない方ですから、監事は大変です。それでいて大変に清潔な方で、慎重な方ですから、体重、血圧、脈拍、血液・尿検査と、まあ実に良くお医者さんに行かれて診察を受けられる方です。
　法主さんをお洒落と言う方やセンスが良いと誉められる方が多いのですが、全て常勤監事の見たてです。
　ご自分の見立てで購入された物は一切ありません。生活費に相当する手当てを差し上げていますが、余裕があると全部寺に戻されます。
　私的行動皆無です。祈りと救済が全てです。こんなに、さっぱりした綺麗なお坊さんは聞いたことがありません。
　お坊さんと言うより聖者です。法主さんのことを聖[ひじり]と呼ぶ人が少なくありません。交際が始まった人は全て、この方と早く会えていたらと、申されておられます。
　親が観音院に四十有余年勤めさせて頂いて、大切な息子二人を皆さんに頼んで観音院の僧侶にしてもらいました。
　昔の国鉄一家と言うような良い意味でのお寺なのです。観音院にも就業規則はあります。労働法に縛られている専従はいません。管理者がいない皆さんのお寺です。みんなで相談して協力して運営しています。
　何をしても叱る人は居ません。自律が大切になってきます。お寺のさまざまな用事を自発的にします。
　法主さんは怒らない、叱らない人です。何が起きても微動だにされません。
　常々言われていることは「何か起きた時は信徒さんの誘導」が一番大切だと申されています。観音院は火事にならないよう設備がしてあります。現在は地震対策が進行中です。
　法主さんの基本的な考え方は、被害を小さくする設備と避難です。
　万一火事になると自動消火器が作動するようになっています。建物自体は今まで百年以内に経験した地震には耐えるよう出来ています。
　断水にも、停電にも耐えれます。自家用発電機が三台設備してあります。建物用と水汲み用です。何かに付けて用心深い方です。
　健康も同様ですが七十一歳とは到底思えないようなバイタリティをお持ちです。思慮深い三十歳と表現すれば、適切です。体重管理は五百グラム単位で気をつけておられます。
　飲み過ぎ、食べ過ぎをされるのを見た事がありません。
　欲しい物が何も無い人のお世話は、思われる程に簡単ではありません。
　法主さんの立場に立って考えて、今何をすべきか考え無くてはなりません。
　「法主さんに過去は無く未来も考えず、時は止まっていて、今だけがあるのではと思っています。それでいて、過去を見通し、将来が見すえ、人々を癒し、困りごとの相談に乗り、不思議な力を持っておられます。ご本人は強く否定されますが、私たちは凄い霊力をお持ちだと信じています。
　例えば良縁成就を願うと、進行中の縁談が壊れることもあります。不幸が未然に防がれたと、そのような事も有り得ると受け止めて下さい。
　不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不綺語、不悪口、不両舌、不慳貪、不瞋恚、不邪見–、十善戒の範囲内をお願いされると良いですね。宝くじが当たるようにとか、努力せずして大金が得られるようなお願いは無理ですね。」
　これは十二月でも書きましたね。法主さんは、当たり前のことですが、当たり前の事をするのが大切だと何時も言われてます。
　人を国籍、身分、性別、能力、貧富、容姿などで一切差別せず、完全に平等に扱われます。
　簡単なようで、普通に望まれることですが、中々出来ないことです。このような方が多いと良い世の中になると常々思います。沢山のお弟子さんたちにもお願いします、どうぞ法主さんのような人になって下さい。