観音院の屋上には温室があります。そこでは、春夏秋冬季節ごとのお野菜が育てられています。
夏場はすぐに水が涸れてしまうので、朝一番の水やりは欠かせません。しかも、夏場の温室での作業は熱中症にかかりやすいので短時間でやる必要があります。
今の季節は夏野菜!きゅうりやオクラ、なすにトマトなど。収穫したお野菜は、お味噌汁に入れたり、酢の物にしたり、お漬物にしたりと、みんなで美味しくいただきます。
朝一番に収穫されたお野菜が法主さんにも届けられます。数が少ない場合でも、すぐに処理をして、頂き物のローストビーフに添えたり、キュウリを生ハムで巻いたり、おそうめんに入れたり。
昔から「初ものを食えば七十五日生きのびる」「初ものは縁起がいい」などといわれてきました。
暑い夏には「水気や酸味」が必要です。きゅうり、なす、トマト、スイカなどウリ科やナス科の夏野菜は、からだを冷やし、体調を整えてくれます。
特に夏場は暑いので、台所作業がおっくうになり、ついつい簡単なレトルト物や既製品に手が伸びてしまいがちですが、食費が叫ばれている昨今、最近は、パソコンやスマートフォンで、お野菜の名前を入れれば、たくさんのレシピを簡単に見ることができます。
また、お家に配られる情報冊子や新聞もスーバーなど最近は色々なところにレシピが掲載されています。
便利なアイテムも利用しながら、一品でも旬の野菜を取り入れて、簡単に美味しく食べることが、夏バテを防ぎ、今年のような猛暑を乗り切るための大切な要因になります。
料理は、包丁で皮をむいたり、野菜を切ったり、盛り付けに工夫をしてみたり、残りものをうまく利用したり、新しい料理を考えてみたりと、大変頭を使うので、ボケ防止にもなります。
そして、食欲と好奇心に繋がります。また、旬な物を美味しく食べると、健康になりイキイキとしてきて、ついては色気にも繋がります。
法主さんも温室に上がられ、新鮮な野菜を収穫し、簡単な料理ならご自分で作られます。材料も運動を兼ねてスーパーに行かれ、ご自分で購入されます。台所には、大小のフライパンに調味料もたくさん揃えられています。
食中毒や夏バテにならないよう考えながら、毎日を過ごされています。みなさんもお元気で、お盆の法要でお会いできますように。
合掌九拝
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全てに愛を 光と祈りを 親から子に 子から孫に 読み伝えられる
毎月１日発行 月刊「観自在（かんじざい）」
発行所 観自在社
送料共 1000円／一年分
いたわり 慈しみ 思い遣り 相手の立場で考える
広島のお寺 観音院(かんのんいん)
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御祈願を拝ませて頂きます。
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